小川 洋平

iDeCo&NISAを始めて、0円で家族旅行に行けるテクニック

こんにちは(^^)

中小企業経営者のお金と時間のゆとりを創る資産形成のプロ、ファイナンシャルプランナーの小川です。

3人のお子さんを持つ女性起業家の方とお話していた際に、「ポイントとか全然知らないんです~」ということでしたので、ポイントの貯め方やテクニックをご紹介させていただきました。

「小川さんの話、経営者さん向けでアメックスとか年会費高いカード使うことで、私にはメリット無いのかなぁって思ってたけど、これママさんとかでもめちゃくちゃ良くない??」

と、そんなお言葉をいただきましたので、今回は経営者さん向けではなく一般の方向けに、ちょうどNISA制度も改正になりますので上手に活用していただけるために書いてみたいと思います。

また、よく「結局カードの年会費払うんだから0円じゃねーじゃねーか!!」と言われることもあるので、今回はカードの年会費も0円で行けるようなテクニックを書いてみます(笑)

1.ポイントの力を甘くみるな

まず、おさらいとして改めてポイントについて解説します。

ポイントは楽天カードなどのクレジットカードを利用した際に付与されるポイントや、Tポイントやポンタポイントなどのポイントカードで貯まるポイントがあります。

例えば、楽天カードですと還元率が1%ですので、買い物をした際に100円=1ポイントが貯まります。

そして、ポイントを貯めてポイントをカードの支払いや、電子マネーとして使うこともできます。

クレジットカードのポイントだけでなく、Tポイントが貯まるお店でTポイントと楽天カードを一緒に出せばTポイントも貯まりつつ楽天ポイントも貯まりポイントを二重取りすることもでき、トータルで1000円買い物すれば15円分と1.5%の還元率で買い物をすることもできます。

そして、このポイントは日々の買い物のために使うこともできますし、使い楽天証券やSBI証券で投資商品を買うこともできます。

しかし、ここで考えていただきたいのがマイルで利用することです。

2.あらゆるポイントはマイルに変えられる

ポイントは買い物に利用したり、商品券や商品と交換したりすることができますが、あらゆるポイントはマイルに変えることもできます。

こうやってあらゆるポイントを合算していき、マイルに変えることができます。

3.具体的にどの程度のマイルが貯まるのか?

例えば、こんなご家庭の場合で試算してみます。

・食費  5万円

・外食費、交際費 5万円

・水道光熱費 3万円

・消耗品費 1万円

・美容、健康  1万円

・スマホ代、インターネット料金 2万円

※格安SIMに替え、プランをしっかり見直すと1万円くらい安くなるケースも多い。

・生命保険料 月額3万円

※必要な保障に見直すことで1万円くらい安くなるケースも多い。

・車輛経費 月額4万円

(普通車を2台所有、自動車税、整備費用、車検費用等も月割りして考える)

・レジャー費 月額2万円

など、クレカ決済可能な費用を見積ってみると、このケースでは毎月26万円です。

これらを全て1%還元のカードで支払った場合・・・

26万円×1%×12ヵ月=31,200ポイント/年間の獲得ポイント

を獲得することができます。

また、楽天証券やSBI証券はカードで積立投資した場合には無料のカードでも0.5%ポイントが貯まります。

仮に毎月5万円ずつNISAで積立した場合・・・

5万円×0.5%×12ヵ月=3,000ポイント

生活費のポイントと合算すると、34,200ポイントを貯めることができます。

そして、これを50%の交換率でマイルに交換すると・・・

34,200ポイント × 50% = 17,100マイル

となります。

お話していた女性起業家の方は高知県の方で、お子さん達とディズニーランドに行きたいということでしたので例えば、東京~高知間を往復した場合には301~800マイル区間になるため、ローシーズンならば3名の片道分に近いマイルを獲得できることになります。

なので、子供達5人と飛行機で旅行に行くのでしたら3年半ほどでローシーズン往復分が無料となります。

4.上手にマイルを貯めるためのテクニック①ふるさと納税

そして、マイルはやり方次第でもっと効率よく貯めることができ、毎年家族旅行に行くこともできるようになります。

ふるさと納税は自分が欲しい返礼品をもらえる市町村に納税することで所得税、住民税が安くなる仕組みです。その人の所得により上限が異なりますが、上限額までならばいくら納税しても税金が安くなるため実質負担2,000円で各地の名産品などを買うことができます。

例えば、南魚沼市のふるさと納税の返礼品にはお米がありますが、仮に上限額が6万円の人の場合ですとコシヒカリを5Kg×5=25Kg分買うことができます。

25Kgのお米を実質負担2,000円で買うことができるという計算になりますのでとってもお得ですよね。

私の場合は私が大好きな新潟県上越市の龍馬軒さんの麻婆麺を取り寄せすることができたり。

また、こんなネタを仕入れてみても良いでしょう。

このようにシミュレーションでき、年収500万円~600万円くらいの方ですと上限額は6万円程度になります。

そして、ふるさと納税をする際に、カード会社のふるさと納税キャンペーンや、ポイントサイトを活用することで3%~7%程度のポイントを受け取ることができます。

つまり、6万円の納税で、仮に5%のポイントが貯まるとした場合・・・

6万円×5%=3,000ポイント

これをマイルに移行すると1,500マイルとなり、税金をお得に食費を抑えつつ、更にポイントまで獲得できてしまうというメリットがあるのです。

5.上手にマイルを貯めるためのテクニック②ポイントサイトの活用

ふるさと納税をする際にポイントサイトを活用しようとお伝えしましたが、ポイントサイトの活用もかなり効果的です。

ハピタスやモッピーなど、その他多数のポイントサイトがあり、無料で利用できあらゆる商品やサービスを利用することでポイントが付与されます。

例えば、「これからNISAを始めたい」という方がクレカを楽天で申し込み、楽天証券の口座開設をしたとしましょう。

2023年12月9日現在のポイントです。付与されるポイントはその時によって大きく異なります。

まず、楽天カードを今作ると、楽天ポイント8,000円と13,000ハピタスポイントをゲットできます。

さらに、楽天証券を開設した場合だと・・・

楽天証券の口座開設ではなんと13,500ポイント!!

なので、ハピタスポイントを合計26,500ポイントいきなりゲットできてしまうのです。

他にも様々な日常で使えるサービスがあり、ポイントサイトを活用することであっと言う間にマイルを貯めることができてしまうのです。

ハピタスポイントはあらゆるポイントに変換でき、電子マネーとしても利用できます。

しかし、このような経路でマイルに変えることも可能です。

ハピ得マガジンより引用:ポイントをマイルに交換するには?ハピタスポイントの交換方法 | 暮らしに役立つポイ活&お得情報サイト – ハピ得マガジン (hapitas.jp)

26,500ハピタスポイントは、通常50%、ちょっと経路を工夫するとなんと70%もの移行率に!!

ただし、あちこちのポイントを経由させて複雑にするのも大変なので、50%還元で考えてみると

26,500ポイント × 0.5% = 13,250マイル

そして、楽天カードの新規入会ポイントの8,000ポイントも追加すると4,000マイル。

ついでにiDeCoも申し込めばさらに1,000ポイントなので500マイル追加

iDeCo&NISAを始めて、毎月の出費を楽天カードに集約しておくだけで合計で17,750マイル獲得できてしまうということになります。

ですので、①カード決済分のマイル ②ふるさと納税で貯まったマイル ③年間のマイルと合算すると

①17,100マイル+②1,500マイル=年間18,600マイル

それに加えて、楽天証券、カード申込時に受け取れるマイル

+③17,750を追加すると初年度で36,350マイルを貯まります。

なので、先ほどの女性起業家の方の場合であれば2年分とちょっとマイルを貯めると東京~航空券の分のマイルを貯めることができてしまうのです。

ホテル代までは難しかったですが、航空券が無料になった分ミラコスタやディズニーランドホテルなどに泊まるためのお金にしても良いでしょうね。

また、お子さんが1~2人の場合にはこの事例だと2年で東京~九州、北海道くらいのマイルが貯まりますのでお得に活用すると良いでしょう。

4.家計の見える化×資産形成×クレカ活用

こんなお得なテクニックを使うことができますが、家計の収入と支出を把握しておらず、お金が貯まらない状態になっているご家庭の方も、まずは家計を見える化し、整理して、クレカ活用でどの程度ポイントを貯められそうかをチェックしてみましょう。

「NISAなんてやるお金無い・・・」

という方も、実は大多数が見直しできるはずのコストを払い続けています。

まずは家計の見える化が重要です。

そして、あらゆるコストを上手に見直して将来の資産形成ができる資金を捻出し、上手にクレカを利用しポイントを貯めることができれば飛行機に乗った家族旅行に0円で行くことができます。

と、こんな近い将来の楽しみが見いだせると家計の見直しや将来の資金創りも少し楽しみになるのではないでしょうか?