先日、鎌倉投信さんの受益者報告会に参加してきました。
私は仕事柄、投資信託や資産運用の話をする機会が多いのですが、実際に運用会社の担当者から直接話を聞く機会は意外と多くありません。
今回は、以前から気になっていた鎌倉投信さんの本社へ。
運用実績の説明はもちろん、投資先企業の話や運用担当者との交流もあり、とても有意義な時間になりました。
今日はその様子をレポートしたいと思います。
「いい会社」に投資する鎌倉投信
鎌倉投信は、日本株の投資信託「結い2101」を運用している会社です。
特徴は、「これからの日本に本当に必要とされる会社」「みんなが応援したくなる会社」に投資するという考え方です。
単に利益が出ている会社ではなく、
- 社員を大切にしている
- 社会課題の解決に取り組んでいる
- 長期的に成長できる
そんな企業を発掘し、投資先として選んでいます。
以前、社長の鎌田さんの勉強会に参加した際には、直販のみで直接鎌倉投信さんで口座を開設しなければならないとのことで、「口座つくります!」と調子よく鎌田社長にお話ししたものの、その後なかなか行動せず、やるやる詐欺状態でした(笑)
ところが昨年より楽天証券でも購入できるようになったため、私もようやく積立を開始しました。
(クレカ積立でポイント1%還元)
ちなみに私自身のポートフォリオは、日本株アクティブファンド比率がかなり高めです(笑)
普段お客様には「国際分散投資が大事ですよ」とお話していますが、自分のお金になると好きなファンドを買ってポートフォリオが適当になってしまうのはFPあるあるかもしれません。
本社は鎌倉駅から徒歩20分ほど。
古民家を改装した建物で、とても雰囲気があります。

中も木の温もりが感じられる空間。

報告会もこんな会場で。

「日本」を大切にしたブランディングが徹底されていて、個人的にはかなり好きな運用会社です。
「結い2101」はどんなファンド?
一般的に、
「アクティブファンド=ハイリスク」
というイメージを持たれる方も多いと思います。
しかし、結い2101は少し違います。
これまでは資産の約30%を現金で保有していました。
現金を多く持つことで、
「本当に価値のある会社の株価が大きく下がったときに買い増しできる」
というメリットがあります。
一方で、相場が上昇している局面では資産成長力が抑えられるというデメリットもあります。
実際、日経平均やTOPIXなどのインデックスと比較すると、設定来の成長は弱いと言えます。
今回の報告会では、
- 現金比率を15%程度まで引き下げたこと
- 株式だけでなく債券も組み合わせていること
などの説明がありました。
投資対象は比較的中小型株が中心です。

ユーグレナの話が面白かった
今回、一番印象に残ったのは個別銘柄の話でした。
特に面白かったのがユーグレナです。
ユーグレナといえば「ミドリムシ」で有名な会社ですが、現在力を入れているのが、ユーグレナを活用したバイオ燃料の開発です。
ジェット燃料をユーグレナから作ろうという壮大なプロジェクトです。
通常、バイオ燃料はトウモロコシなどの穀物から作られます。
しかし、それでは食料との競合が起こり、食糧不足が懸念される中でエネルギー用途に大量消費することは問題があります。
一方でユーグレナは荒れ地でも培養が可能とされており、食料生産と競合しにくく、安定的に生産が可能という特徴があります。
現在は世界的なエネルギー企業と協力し、マレーシアで大規模な製造プラント建設も進めています。
ただし現状では、ヘルスケア事業の黒字をバイオ燃料事業の赤字が食いつぶしている状態。

本業の利益を研究開発に投入している状態です。
トータルでの業績はプラスには転じていますが、運用担当の方からは、「そろそろ成果を見せてほしい」という話をユーグレナ経営陣にしているという、投資家目線での対話内容も紹介されていました。
このように、単に株を選んで買うだけでなく、企業と対話しながら成長を応援しているんですね。
長期投資ファンドの面白味
報告会終了後はアルコールつきの交流会も。
運用担当者と直接話ができるだけでなく、参加者同士の交流もあり、とても楽しい時間でした。
投資信託はどうしても「買ったらそのまま」になりがちですが、こうした運用報告会に参加すると、
- なぜその企業に投資しているのか
- どんな未来を期待しているのか
- 運用担当の方の想い
を直に聞くことができます。
また、個別株投資のヒントになる話も多く、経営者の方であれば経営視点を学ぶ機会にもなると思います。
鎌倉投信さんでは「いい会社訪問」として、投資先企業を見学するツアーも開催しています。
投資信託を買うだけではなく、その運用会社や投資先企業に触れてみる。
そんな楽しみ方も、長期投資の醍醐味かもしれませんね。
※本コラムは、FP小川が個人的に購入してい当該商品、個別銘柄を推奨する目的ではありません。