T-BOLAN森友嵐士さんに学ぶ 人生設計&経営計画

こんにちは(^^)

ファイナンシャルプランナーの小川です。

先日、幕末の史跡巡りと美味しい海鮮を楽しみに函館へ行ってきました。

五稜郭や新選組の最後の地、旧幕府軍の慰霊の碑、新政府軍の墓地を巡り、函館の街並みを歩き、美味しい海の幸を堪能、函館山からの景色を観な

がらのお酒も最高でした(笑)

そして、帰りは東京で私が所属している異業種交流会の真誓会 代官山エリアの定例会へ。

交流会はいつもの雰囲気と少し違い、何か予定があるから時間配分をいつもより早めに設定しているという・・・。

何も知らずに参加していた私は、「何かあるのかな?」と思っていると、なんとT-BOLANのボーカル・森友嵐士さんが講演に来られるという!

講演が始まる直前まで全く知らなかった私はびっくり(笑)。

森友さんは高校時代からデビューまでのエピソードを交えながら、ご自身の人生について語ってくださいました。

そして、そのお話はFPとして日頃お伝えしている「人生設計」や「経営計画」にも通じる、とても深い内容だったのでしたのでご紹介したいと思います。

1.「人生設計どおりになった人いますか?」から始まった講演

森友さんの講演は、こんな一言から始まりました。

「今、皆さんの中で、昔思い描いた人生設計の通りになってるって人、いますか?」

誰一人、手を挙げません。

すると森友さんは

「だよね~。」

と一言。

森友さん自身も、まったく人生設計どおりではなかったそうです。

広島県出身の森友さんは、少年時代から歌うことが大好き、自宅のお風呂場で熱唱し、近所でも歌が上手で有名だったそう。高校生になる頃には地元でも評判になるほどの歌唱力だったようです。

ところが、ご本人には音楽でプロになろうという目標は全くなかったそうでした。

第一志望の大学へ進学するつもりで、まさか不合格になるとは思ってもいなかったそうですが、結果は不合格。

先生やご両親に勧められ、滑り止めだった神奈川の大学へ進学することになります。

(不合格など考えてなかった森友さんは当初頑なに滑り止めの受験を拒否していたそう(笑))

大学生活の中で始めたアルバイト先で歌う機会があり、そこで様々な人に出会い、ご縁が繋がっていった結果、導かれるようにしてT-BOLANとしてデビューすることになったのだそうです。

その時にも度々デビューできるチャンスが飛び込んできても頑なに断っていたそうですが、友人の方や周りの人が強く勧めてくれたからその道を選ぶことができたとのことでした。

2.人生を変えたのは「人との出会い」

講演の中で森友さんは、「自分がこうしたいと思って決めた道というより、人との出会いで変わってきた」

というような言葉を仰っていました。

初めはプロになるつもりはなく、頑なに否定していたが、結局は周りの人との出会いでデビューすることになってきたと。

そして最後に、

「人との出会い、縁を大事に。」

というようなメッセージを残してくれました。

異業種交流会という場だったこともあり、「人との出会い」を大切にしようという〆の言葉でしたが、私はもっと深い意味のあるメッセージだったと感じています。

私たちは、自分が経験してきたこと、自分が集めた情報、自分の価値観というフィルターを通してしか物事を見て判断することしかできません。

「自分が将来何をしたいのかわからない・・・」

と言う人も多いでしょうが、それはそのはずです。よく、「夢を持ちましょう」「将来のことを考えましょう」といわれますが、少ない経験の中で明確な、揺るがずにいられる将来ビジョンをつくることなどできなくて当たり前なんですよね。

だからこそ、人に出会い関わったり、本を読んだり映画を見たり、刺激を得ることが大事です。様々な人生を歩んできた人の話を聞き、異なる価値観や考え方に触れ、ストーリーに共感したりすることで自分には無かった考え方を知り、自分の意識に染み付き、そこで感じたことことが自分のやりたいことに変わっていくものです。

そうすることで、自分自身の価値観や判断基準も少しずつ変わったり、影響を受け、また自分のコアになる価値基準が少しずつクリアになっていきます。

人生の目的地は、一度決めたら一生変えてはいけないものではありません。

人との出会いや様々な経験、刺激を通じて、何度も軌道修正しながら、自分らしい方向へ進んでいくものです。

だからこそ、繋いでもらった御縁や、今の自分の経験値や価値観から、まずは目標を持ち行動を起こしてみることが大事だと、森友さんの講演から感じたことでした。

3.人生設計や経営計画は無意味なのか?

さて、やっとFPっぽいお話になりますが(笑)、そんな人生が思い通りにならない、先のことなんてわからないというお話を聞くと、人生設計や経営計画を考えることは無意味だと思われる方も多いかと思いますが、むしろ逆です。

大切なのは、「計画どおりに進めること」「一度立てた目標を変えないこと」ではありません。

行動し、必要に応じて修正を繰り返し、目指すべきものが変わってもそれはそれで良いのです。

行動するから、人と出会い、経験が増え、失敗も達成も味わいます。

その経験の積み重ねが、自分の視座を高め、視野を広げ、新しい価値観や可能性を与えてくれます。

目標が変わることは悪いことではなく、計画を修正すればいいだけです。

計画を立てて変わったとしても決してムダなんてことはないんですよね。

うまくいかなかった経験も、原因を分析し、自分の中で整理すれば、それは次の成功のための貴重な経験になります。

一方で、目標も計画も無くなんとなく生きていたり、変化や失敗を恐れて自分にとってのコンフォートゾーンにとどまり続けているだけでは予想したことと現実とのギャップを見ることもできず、学びも経験も薄いものになってしまいます。

そもそも何かをやろうと思って行動を起こさなければ、学ぶことすらできないのです。

人生にも経営にも、「最短最速で成功する近道」はありませんし、近道を見つけられるほど自分のことを初めから理解している人はかなり希少でしょう。

しかし、自分なりにその時々で何かを目指し、そのための計画を立て、動いてみて、その結果見つけることはできるものです。

だからこそ、それを達成するために計画が必要なんですね。

計画が無ければ目的達成のために何をすべきかが明確に定まらず、エネルギーも分散してしまうことになり、結果達成することは難しくなりますのでね。

もし今、「何が足りたいかわからない」という人なら、自分が少しでも興味を持てそうなことをまず試してみたり、様々な価値観や人の考えに触れてみると良いでしょう。

その積み重ねが、未来の自分や事業の形をつくっていくことになります。

そして、お金はその人の人生や事業の形を実現するための道具です。

収入と支出のバランスを考えながら、自分が本当にやりたいことに最大限使えるよう、今の自分の経験や出会いを買うためにも、いくらまで使えるのか、やりたいことをするためにはいくらお金が必要なのか、お金の流れを設計しておくことが大事です。

「資金計画」って言葉を聞くと堅苦しい言葉に聞こえがちですが、自分の目標を達成するためには大事なもので、自分らしく生きたい人にこそ必要なものなのです。

御縁を大事にという森友さんの言葉、そんな御縁のためにもお金を使わないようにするのではなく、自分の興味の赴くままに気持ちよくお金を使えるために、お金の管理が重要です。

人生設計や経営計画の意味

森友さんが初めに仰ったように、私自身、20代で保険営業としてスタートした頃、30歳過ぎに保険屋さんではなくFPとして独立したアラフォーの自分像とは違う姿になっています

20代で保険業界に入った頃、私は「40代でFPとして独立し、中小企業の財務支援をしている自分」など想像もしていませんでした。

保険営業として感じたフラストレーション、FPとして独立して売上に悩み、中小企業の財務担当として内部で経験したこと・・・。

それら全てを経て今の形になっています。

つまり、「最初に立てた人生設計」が当たったわけではありません。

行動したからこそ経験が増え、経験が増えたからこそ、自分がやろうと思うことが見えてきたのです。

そして今も、また事業の形をより自分に合ったものへと形を変えようとしています。

吉田松陰の言葉で

”夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に夢なき者に成功なし。”

こんな言葉がありますが、これは人生設計や経営計画の言葉そのままです。

計画が無ければ実行には移せない。実行が無ければ上手くいったことも上手くいかなかったことも検証できない。検証できなければ修正もできない。

何度も変わってもいいから、変化を恐れず、自分のやりたいことを実現するために動いてみることが大事。

思いがけず聞くことができた森友さんのお話から、そんなことを考えながら聞いていたのでした。

我々FPはそんなやりたいことを実現するためのお金の計画を立てるサポート役です。

人生は予定どおりにはいきません。だからこそ、その時々で計画を見直しながら、自分らしい人生へ近づけていくための思考のお手伝いをすること、私にとっては自分のやるべきことを再認識することになった講演でした。

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