「確定拠出年金と夢プラン設計士」の専門家
ファイナンシャルプランナーの末次ゆうじです。
確定拠出年金(DC)のトリプルメリット
確定拠出年金(以下DC)をつかって、老後資金を貯めていけば
税制優遇があります。簡単に言いますと負担する税金が安くなったり
通常かかる税金がかからなかったと、メリットがあるということです。
トリプルメリットなので、3つあります。
➀掛金を出すとき (全額所得控除)
➁運用中 (運用益に税金がかからない=NISA(ニーサ)と同じ)
③受取時 (年金受取は公的年金等控除・一時金での受取は退職所得控除が受けられる)
この中で、①の掛金を出す(拠出する)ときの税制メリットについて
見ていきましょう。
「全額所得控除」の意味
一言で言えば『経費』です。経費ですから「引いていいもの」
「マイナスするもの」というイメージができればOKです。
このDC場合の所得控除=経費は、「将来のために貯金するお金を
経費にしてもいいよ」ということです。結果的に経費が増えるので
国(所得税)・都道府県と市町村(住民税)に支払う税金は安くな
るということになります。
ポイントは、「60歳までは引き出きませんが、
老後資金用として、毎月積立をすれば掛金は、
全額経費にできますよ」
というイメージです。
「税制優遇」の意味
税制優遇という言葉も確定拠出年金と同じで言葉が固くピンとこない
方もいらっしゃるかもしれませんが、
これは「税金のタイムセール期間中」というイメージです。
一定の条件で税金が安くなることです。(期限がある場合もあります)
ですから「税金が安くなる=節税」です。
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節税の方法は2種類ある
DCを使えば節税になります。
というけど節税方法は2種類あります。
➀還付(年末調整や確定申告)
➁給与天引きで調整(源泉徴収で調整)
➀は分かり易いですが、➁が分かりにくいですかね。本来引かれる税金より
少なく引かれているため(=節税分)結果として手取りが増える形になります。
節税効果は同じですが、節税の仕方が違うので整理したいところです。
個人型と企業型の税制優遇
先ほどの節税の仕方の違いが個人型DC(イデコ)と企業型DC
とで違ってきます。
基本は、個人型DC(イデコ)の場合、自分の口座からDCの掛金を払うので
年末調整や確定申告で税金が還付され、また企業型DCででマッチング拠出を
している方は基本、会社の方で処理され年末調整されます。
企業型DCの場合、会社が拠出している分は税制優遇はありません。
あくまでも、自分の財布から払った分が対象です。
税制優遇を肌で感じるケースは、個人型DC(イデコ)を口座引き落としによって
払っているケースになります。会社員の方で個人型を始める場合は、給与天引きと
口座引き落としの2つから選べるわけですが、節税分のご褒美を感じられる意味では
口座引き落としがおすすめです。
給与天引きにするメリットは、自分の老後資金財形制度の仕組みとしては口座引き
落としより強いことですが、会社側の事務的な負担が増えたりするので
「ご自身の口座から引き落としでやってください」という傾向があるので、
会社員の方は担当者に確認することも必要になります。
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