こんにちは、福岡の確定拠出年金相談ねっと
認定FPの末次ゆうじです。
最強の老後資金作り
iDeCo(個人型確定拠出年金)の始め方
Vol.11です。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
セミナー形式イデコの始め方
前回は、イデコという口座をつくって
資産形成していけば、運用で儲けがでても
税金はかからないというメリットだったよね。
これは、NISAや来年から始まる積立NISAも
同じなんたけど期間など変わってくるんだよね。
下の図でおさらいしよう!
NISA・積立NISA・イデコの比較
NISA | 積立NISA | イデコ | |
年間に投資できる金額 | 120万円まで | 40万円まで | 14万4,000円~81万6,000円 |
非課税期間 | 5年 | 20年 | 最長70歳まで ※1 |
最大の非課税金額 | 600万円 | 800万円 | 60歳までの掛金拠出累計額 |
対象の金融商品 | 株式・ETF・投資信託 | 投資信託 ※2 | 定期預金・保険・投資信託 |
途中の引き出し | 可能 | 可能 | 不可(60歳以降は可) |
管理コスト | なし | なし | 加入時2,777円、毎月167円~617円 ※3 |
※1 掛金拠出は60歳まで
※2 大和総研 2018 年、積立NISA 導入でNISA はこう変わる をご参考ください。
※3 各運営管理機関(金融機関)によって変わります。 イデコナビ をご参考下さい。
◆ NISAの積立NISAの併用はできません。
今日は、イデコの税制優遇の3番目の
メリットである 受取時を見ていきましょう!
イデコで貯めたお金は、受け取る時も優遇されている!
老齢給付でのイデコの受取りは、60歳から70歳の間でいつでも
受取が可能です。
・年金として受け取る
・一時金として受け取る
・年金・一時金を併用して受け取る
この中から、自分で選択します。
ただし、加入期間(通算加入者等期間)が10年未満の場合
は、60歳から受取れない場合もありますので注意が
必要です。 厚生労働省ホームページ参照
また、運営管理機関(金融機関)によっては
年金と一時金の併用が認められていない
(一定の年数が経過すれば可能)金融機関もあるので
これから、イデコを始めようという人は、気にかけて
ほしいところですね。
◆ 年金で受け取る場合は、公的年金等控除 が使えます。
65歳未満か65歳以上かによって控除額が変わります。
◆ 一時金で受け取る場合 退職所得控除 が使えます。
この退職所得控除は、イデコを拠出していた期間が
何年あったかに関係します。例えば、60歳まで、
12年4ヶ月掛金を掛けてきたなら13年間(端数切り上げ)
13年×40万円=520万円 (→退職所得控除)
になり、520万円を一時金で引き出す場合、1円も
税金はかかりません。
もちろん、それを超えた場合は、税金はかかってきますよ。
受取時は、税金がかからないということではなく、優遇されている
というところをおさえてくださいね。
また、受け取り方は、他の収入の関係もあるので
その時にならないと何とも言えないところですが
60歳以降のライフプランを再度組んで、
自分(家族)にとって、最適な受け取り方を検討していくことが
大事になってきますね。
つづく
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