確定拠出年金は、自分自身の将来のための積立金額全額が所得控除になるのが最大のメリットです
では、具体的に「いくら積立をすると、いくら得するのか?}というのは、源泉徴収票を観るとすぐにわかります
1、源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」から「所得控除の金額」を差し引くと課税所得が分かります
下図 A - B = 課税所得
源泉徴収票
2、課税所得が分かったら、下の表から所得税率を確認します
課税所得
3、確定拠出年金の年間掛金に、上記で把握した所得税率と住民税率(10%)をかけると、「節税効果」が分かります
節税額
例えば、課税所得250万円の方が月2万円を1年間積立をすると、年間拠出額24万円 x 所得税率10% x 住民税率10% = 48,000円が節税効果となります
ただし住民税は1年遅れの支払いですから節税効果を実感するまでに時差が生じますが、ざっくりとした節税イメージはこのようにつかんでください
ちなみに生命保険会社の年金保険も節税効果がありますが、控除額に上限が設けられているため、同じ月2万円の掛金であっても節税効果は所得税、住民税合わせて6,800円止まりです
確定拠出年金の税制優遇がいかに優れているかは、一目瞭然です