こんにちは、心とお財布を幸せにする専門家
国際派FPの山中伸枝です
夕べのNHKクローズアップ現代は「徹底追跡 精子提供サイト」でした
トイレで採取した精液を小さな容器にいれ、外で待つ女性に手渡す
女性は、その精液を注射器を使って自分の体内に入れる
番組では、特に感染症のリスクと、生まれてくる子供の立場、権利について問題視していました
子供が産まれる仕組みとしては、物理的には同じことです
男性の精液が女性の体内に入り、受精すると新しい命が誕生する
そういった行為が、いつもいつも「新しい命を宿すための神聖な儀式」として行われるわけでもないし、いろんなシチュエーションで命は生まれてくると思えば、精液だけをもらって自分で入れても同じ・・・
朝のニュースでは、養子縁組の話題が取り上げられていました
子供を望んだけど授からず、事情があって生みの親が育てられない生まれたばかりの赤ちゃんを、胸に抱きミルクをあげる女性
その横で、本当に愛おしそうに赤ちゃんを見つめる男性
育てられないと育てたいをマッチングさせる民間団体では、面接などを繰り返し、引き取られたあとの赤ちゃんの幸せのために最善の努力をしている
「親子」ってなんだろう?って思いますね
親子の定義が、今大きく変わろうとしているような、そんな気もします
少子高齢化だウーマーノミクスだといって、女性は子供を産み、かつ仕事を続け、会社でもそれなりのポジションについて、というスタイルにものすごくスポットを当てています
私としては、どれもこれもおじさん目線で正直ウザイのですが、社会の流れが「産めよ育てよ働けよ」にものすごい勢いで流れていくことに対して恐怖も感じます
私自身子供がほしいを思って9年間、悩み、悲しみ、苦しんできました
不妊治療もお金がかかるし、タイミング療法がダメなら、次はコレ、それもだめなら次はコレとだんだん感覚も麻痺してしまうような恐ろしさも感じました
結局治療を諦め、子供を持たない人生もあり、と思ったところで妊娠
でも流産
その1年後にまた妊娠し、33歳で出産しました
生き方の選択肢はいろいろあった方が良いと私は思っています
仮に知らない男性の精液をもらってでも妊娠し、子供を産み、育てる覚悟の女性がいたとしても
でも、世間のステレオタイプな偏見に押しつぶされ、あるいは、世の中の思い込みに洗脳され、行き場所がなくなって法的な整備もないあいまいな行為にたどり着いてしまったのなら、そんな悲劇はないとも感じました
結婚年齢が高まり、妊娠を望んでも想いがかなわない人が増えていると言われています
そんな方が、自分の想いがかなわないという悲しみ以上に、世間の目という攻撃で苦しまないようにと心から思います
自分が決めた「生き方」を自由に言える環境
そしてその「生き方」受け入れる環境
そうなったら良いな~と思ったりもします
9年間の不妊で辛かった時期にたどり着いた想いは、「私」を大事にしようということ
主語を「私」にして、「私」が「私」の幸せを考えるようにしようって思いました
するとちょっと違うものが見えてくるんですよね
お金のアドバイザーをしていますが、一番大事なのはその人の「生き方」
お金ってただ「生き方」を支えるひとつのツールですから・・・
お金との向き合い方を考えるセミナーを開催しています
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