こんにちは、おかねの先生ことファイナンシャルプランナーの山中伸枝です
経済というと、あまりにも大き過ぎて漠然としていると思うんですが、ちょっと身近なところで、経済の仕組み、どんなになっているの?というお話をしていきたいと思います
例えば私たちは、お金を銀行に預けます。預金ですよね
預金をすると金利がつきます
仮に今回は、私たちの預金に対して銀行が1%の金利をつけてくれると仮定をしていきたいと思います
銀行の役割は、私たちから預かったお金をもとに、必要なお金を企業に融資をすることです
銀行の仕事とすれば、私たち預金者のお金をもとに融資をするので、ここで金利差をとるということが彼らの利益になるのです
先ほどの預金金利が1%なので、それの上乗せということで、融資の金利は2%というふうに今回仮定していきたいと思います
差額の1%が銀行の利益ですね
すると企業というのは、私たちに物やサービスを提供します
その物やサービスを買う私たちにとっては、その企業が提供する物やサービスの値段が「物価」ということになります
企業さんというのは、先ほど言ったように、銀行から融資を受けているので、融資で払う金利以上の利益を取っておかないと、融資の金利も支払われないということになるんです
では、先ほどの企業が払わなければいけない融資の金利が2%でしたので、今回は2%よりも高い3%を伺った物の値段として増やしていくと仮定していきます
皆さんは、定期預金の金利は物価の上昇に追いつかないという言葉を、もしかしたらどこかで聞いたことがあるかもしれませんが、その理由を本当にシンプルにお話しします
銀行の預金の利息、私たちが受け取るものは、一番最初の金利が1%でしたよね
だけど、銀行はそのお金をもとに融資をする。融資をするときの差額の金利が2%
企業はその融資分の金利を稼ぐために、物の値段ということで利益を上乗せしていくのが3%
ということは、私たちは銀行に預金をしておくと、受け取りの金利は1%しかないわけですね
でも、それでも3%の金利分が乗っかった物価の商品を買ったりしていかなければいけないので、預金だけでは物価上昇に負けてしまうという理由の一つです
ではどうすればいいのというと、企業の利益を直接得られるようにするんです
この方法を「投資」といっています
(本動画の内容はあくまでも個人の見解であり、特定の組織や金融商品を推進するものではありません。また、動画内で説明している制度や法律の内容は2015年3月時点のものです。)