分散投資のススメ 「円とドル」「株と債券」「時間」

こんにちは、おかねの先生ことファイナンシャルプランナーの山中伸枝です

 

皆さんは、「卵は1つの籠に盛るな」なんて言葉、聞いたことがありますか?

 

ここでいう卵というのは、皆さんの大切なお金のことを指します

籠というのは、投資先のことをいいます

 

これはどういうことを表現しているかというと、卵を1つの籠に盛りました

その籠の底が抜けたら、卵が落ちて割れちゃいますよね

これは投資をする上では最もやってはいけないことですよ――という意味なんですね。

 

では、どうすればいいのでしょう?

 

籠を幾つか分散させて、卵を1個の籠ではなくて幾つかの籠に置いておけば、その中の1つの籠の底が抜けたとしても、卵が全部なくなることはありません

これを「分散投資」といっています

分散投資というのは、適切な籠を分けて卵を1個ではなくて2つ、3つずつ分けてくださいという投資の手法です

 

具体的にどういうふうな籠を準備すればいいのかというと、シーソーのような関係にある籠を準備した方がいいと言われています

 

例えばどういうものなのかというと、円とドル

円とドルというのはシーソーなんですね

例えば円高の時はドル安です。円安の時はドル高です

 

このように、一方が上がっている時は一方が下がる、

一方が下がれば一方が上がるというような、

シーソーのような関係にある籠にお金を分散するといいと言われています

 

特に円だけでお金を持っておくと危険だよと言われるのは、そういう意味です

分散投資の1つとして、円とドル、違う通貨でお金を持つというのもシーソーの関係です

 

また、もう1つのシーソーとしては、株と債券というものもシーソーの関係にあります

株の値段が上がっている時は、実は債券が下がるんですね

株の値段が下がる時は、債券が上がるんです

 

その理屈については、またどこかの機会でお勉強していただければと思うんですが、

株と債券もシーソーなので、株と債券という籠にお金を分散するといいと言われる、

分散投資の1つの手法です。

 

あとも、お金を投資をする時間を分散させるというのもあります

とりあえず安いときに買って高いときに売るのが投資の基本なんですが、

いつ高いか、いつ安いか分からないですよね

 

だったら、もういつということを考えずに、

毎月毎月積み立てで、要は時間を分散させることによって、投資効率が上がります

これも分散投資の1つです

 

実はもっといろんなことを皆さんにお伝えしたいなと思っているんですけれども、

なかなか投資については、時間の関係もあって難しいのです

(本動画の内容はあくまでも個人の見解であり、特定の組織や金融商品を推進するものではありません。また、動画内で説明している制度や法律の内容は2015年3月時点のものです。)