「保険の選び方」保険が必要なのかを考える

こんにちは、おかねの先生ことファイナンシャルプランナーの山中伸枝です

 

「どんな保険がいいですか?」というお話なんですけども、

こういう質問は本当に多いんですよね

 

だけど、どんな保険の商品がいいかというよりも先に、

まず、「保険って必要なんですか?」ということを考えることが大事なんです

 

例えば、保険には万が一に備えて入りますよね。この万が一ってどんなことか、

いま一度考えてみたいと思うんですね

 

例えば万が一というのは、いつ起こるかわからないこと、

もしかしたら起こらないかもしれないけど、

起こってしまうと物すごく経済的に大変なことということを指します

 

例えば、小さいお子さんがいるお父さんで、

その方が亡くなったら子どもさんの生活が大変になりますよね

そういったときの万が一というのが、保険でおさめるべきものとなるんです。

 

例えばこの例だと、30歳のお父さんが亡くなったときに1,000万円の保障というものです

大体、30歳の場合の1,000万で月々1,500円ぐらいの保険料でできるんですね

 

「保険は四角」というような言い方をするんです

これはどういうことかというと、月々1,500円、1カ月分の保険料を払っても、

亡くなったときには1,000万円の保障です。5年間保険料を払っても1,000万の保障です

 

このように、いつ起こるか分からないけれども、

起こった時には幾ら払ったかにかかわらず、

同じ保障が得られる。だから「保険は四角」というんですね

 

月々1,500円で1,000万円の保障があったら、すごくお得じゃないですか。

何でこんなお得な制度になっているのかというと、

今お父さんが亡くなったら困るよねというたくさんの人たちが、

同じお財布にみんなで保険料という形でお金を入れていくからなんですね

 

本当に万が一のことが起こってしまった不幸な御家庭のところに、

みんなから集めたお金を「使ってくださいね」という助け合いの制度から、

保険というのは賄われているんです

なので、「保険は四角」なんですね

 

反対に言うと、万が一の時には払った保険料にかかわらず、

先ほど言った1,000万円の保障もらえるんですが、

1万分の9,999のケースであれば、実際にはお金はもらえないことの方がほとんどなんです

 

なので、保険というのは四角

いつ起こるかわからないような大きな保障には適しているんですが、

反対に使うお金の目的が決まっている、例えばお子さんの学校の費用などは、

四角い保険で準備する必要はないかもしれないんですね

 

保険が四角に対して、貯金は三角という言い方をします

これは何かというと、貯金というのは、積み立てたお金が必ず自分のものとして使える

 

なので、保険の四角と貯金の三角、上手に使い分けた方がいいということになるんです

 

(本動画の内容はあくまでも個人の見解であり、特定の組織や金融商品を推進するものではありません。また、動画内で説明している制度や法律の内容は2015年3月時点のものです。)