「定期保険」と「終身保険」の違い

今回は「定期保険と終身保険」についてお話をします

 

こんにちは、おかねの先生ことファイナンシャルプランナーの山中伸枝です

 

今回は、保険の契約の種類についてお話をしようと思っています

保険の契約には2種類あって、定期保険と終身保険というものがあるんです

 

定期保険というのは、その文字通りといえばそのとおりなんですけれども、

契約の始まりと終わりが定まっているものです

期間が定まっているので定期保険といいます

 

わかりやすいところでは、掛け捨てなどというのは保険は、

大概定期保険なんですね

 

一方で、終身保険というのは、「身が終わるまで」と書きますよね

ですので、終身というのは一生涯続く保険ということです

 

一生涯の保険というのは、大体解約返戻金がある貯蓄性のあるものということになって、

どちらかというと定期保険は掛け捨てだから嫌われることが多いんですが、

これも考えようなんですね

 

例えば、同じ額の保障を受けようと思うと、

期間が長い終身保険の方が保険料はどうしても高くなるんです

 

なので、例えば若い方で、今お金に余裕がないけれども、

子供が小さいから大きな保障が欲しいといった場合には、

定期保険を選んだ方が合理的であったりするわけです

 

次に、保険料の払い方のお話をしたいと思うんですが、

終身保険でも、保険の契約は一生涯続くけれども、

保険料の支払い方が60歳までで終わってしまうものと、

終身ずっと払い続けるものがあるんですね

 

これもどっちが得なんですか?と言われるんですが、

もともと保険料というのは、例えば30歳の方保険に入ろうと思ったときの

保険料の決まり方というのは、

30歳の男性であれば男性の死亡率とかそういった統計上に基づいたものから

保険料って決まってくるんですね

 

なので、終身保険というのは、変な話ですが

60歳で保険料払い込んで終わるというのは、ある程度寿命の中での話なんです

 

平均寿命よりも結果的に長生きしたよね?というと、

60歳で保険料払っておいて得したねということになるかもしれないんですが、

61歳で亡くなってしまうと、

払い込んだ分行かなかったねということにもなってしまうこともあるんですね

 

なので、どっちが得なんですかというよりも、

ライフスタイルに合わせた保険料の払い方というのを考えた方がいいかなと思います

 

それともう1つ、終身保険を考えるときに大事な点は、

生命保険会社の健全性です

 

例えば終身保険は貯蓄性のあるものが多いんですが、

万が一保険会社が倒産した場合に、

生命保険御契約者保護機構というところが皆さんの保険を守ってくれるんですが、

その後の条件が悪くなってしまうことがあるんです

 

なので、終身保険みたいな貯蓄性のあるものは

生命保険会社の健全性も見る必要があります

(本動画の内容はあくまでも個人の見解であり、特定の組織や金融商品を推進するものではありません。また、動画内で説明している制度や法律の内容は2015年3月時点のものです。)