毎月の繰り上げ返済って得なの?

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今回は「繰り上げ返済」についてお話をしていきます

 

こんにちは、おかねの先生ことファイナンシャルプランナーの山中伸枝です

 

今回は、繰り上げ返済についてお話をしたいと思うんですね。

 

繰り上げ返済って御存知の方もいると思うんですが、

毎月の住宅ローンの返済とは別に、

ちょっとまとまったお金を内入れをしていくという形になります。

 

元金の部分だけを直接返済することができるので、

その元金に付随した利息が節約できるという、すごく大きなメリットがあるんです。

 

とても人気な繰り上げ返済なんですが、

繰り上げ返済も実は2種類あって、「期間短縮型」というのがあります。

 

こちらがメジャーだと思うんですけども、どういうことかというと、

例えばこちらの図は、毎月の住宅ローンの返済を済額にしたものなんですね。

こちらが毎月の返済の金額です。こちらの横軸は時間となります。

 

毎月の返済額が一定で、その内訳として元金部分がだんだんだんだん

返済額の中で増えていって、利息の部分が減っていくという仕組みなんですが、

繰り上げ返済の期間の短縮型というのは、ここの部分、

赤い斜線部分を直接支払っちゃうんです。

 

なので、ここの上に乗っかっている緑のポツポツの利息を支払わなくて済む。

ここの部分が節約できるというメリットになります。

ここの部分がすっぽり抜けちゃうので、

その分期間が圧縮されるというメリットがあります。

これが「期間短縮型」です。

 

もう1個の方が、「返済額の軽減」と言われる方法です。

実は「期間短縮型」と「返済額の軽減」で比べると、

期間短縮型の方が節約効果は高いんですね。

 

でもやっぱり、これからライフスタイルが変わって、

返済額をちょっと減らしたいなという場合には、

返済額の軽減型もメリットがあります。

 

これどういうふうにするのかというと、

ここの薄い部分ですね。時間軸がこういうふうになっているんですが、

ここの下の部分の元金をうっすらと支払ってしまうのです。

ですので、ここに対応する緑色のポツポツの利息分が節約効果となります。

 

で、繰り上げ返済って、いろいろな雑誌なんかにも取り上げられていて、

やっぱりした方が得よねと思う方もいるんですね。

「繰り上げ返済する・しない」です。

 

これって考え方なんですよね。私自身は繰り上げ返済はしない派です。

なぜかというと、

繰り上げ返済をすると、手元のお金が金融機関に行ってしまうんです。

いわば、使いたい時に自分のお金じゃなくなってしまうというのも、

1つのリスクかなと思うからなんですね。

 

今、住宅ローンの金利、物すごく安いんです。

なので、手元の資金として、住宅ローンの金利以上の運用ができれば、

手元にお金を持っていて、

敢えて繰り上げ返済をしないという選択肢もあるかなと思ったりもします。

 

「繰り上げ返済する・しない。」

ちょっと考えてみていただいてもいいのかなと思います。