専業主婦って、税金を考えると得なの?

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今回は「専業主婦はお得なの?」についてお話をしていきます

 

こんにちは、おかねの先生ことファイナンシャルプランナーの山中伸枝です

 

年金の仕組みには、被保険者区分というのがあります。

聞き慣れないと思うんですが、

年金には第1号被保険者、第2号被保険者、

第3号被保険者というのがあるんです。

 

第1号被保険者というのは、

自営業の方とか学生の方をいいます。

第2号被保険者というのは、会社員の方と公務員の方を指します。

第3号被保険者というのは、第2号被保険者の配偶者さんで、

年収が130万円以下の方を指しています。

 

今、第3号被保険者というと、

いってみたら専業主婦というイメージなんですね。

会社員の妻で年収130万円以下の方。

この方たちというのは、実はとても大きな優遇をされているんですね。

 

例えばどういうことかというと、Aさん、Bさんがいました。

Aさんの御主人は会社員です。Bさんの御主人は自営業者です。

 

AさんもBさんも専業主婦ですといった場合、

Aさんは御主人が会社員なので、

第2号被保険者の奥さんだから第3号被保険者になります。

Bさんは自営業者さん、第1号被保険者の奥さんなので、

第3号ではなく、第1号被保険者となるんですね。

 

同じ専業主婦なんですけど、

第3号の方は年金保険料って負担しなくてもいいんです。

全額免除です。

でも、Bさんの第1号被保険者は、

毎月15,000円何がしかの年金保険料を納めることになります。

 

こういうケースはあまりないんですが、

2人とも20歳で結婚して60歳までずっと専業主婦でしたとなると、

第3号被保険者のAさんは、40年間一銭も保険料払わなくてすみます。

でもBさんは、40年間約800万円の保険料を負担します。

 

もらえる年金はどうなるのは?というと、

65歳から2人は全く同じ年金額を受け取ることができるんです。

 

これではやっぱり第1号と第3号の同じ専業主婦では

差があるのでと言われているんですね。

また、会社員さんの御主人が、

では奥さんの保険料払っているんじゃないの?と

思っている方もいるんですが、

同じ会社員であれば、男性であっても女性であっても、

独身であっても既婚であっても、

お給料が同じであれば保険料の負担全く同じなのです。

 

なので、今専業主婦、会社員さんの奥さんというのは

すごくメリットがあるんですが、

今後ここは見直しされていく方向にあります。

 

ですので、今後考える場合には、

働くということも前面に考えていた方が得なのかなと思ったりもします。