年金って、結局、損なの?得なの?

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今回は「年金は損なの?」というお話をしていきます

 

こんにちは、おかねの先生ことファイナンシャルプランナーの山中伸枝です

 

今回は、年金って損なの?というお話をしようと思っているんですね。

 

マスコミなどでもよく取り上げられているように、

特に若い方だと、保険料を納めても年金ってもらえないんじゃないかとか、

制度そのものがなくなっちゃうんじゃないか、なんて

話題にもなることが多いと思うので、

今回は、本当にそうなのかなというお話をしていきたいと思います。

 

私たちは二十歳になったら、国民年金に加入します。

会社員さんになると、その国民年金に上乗せという形で厚生年金に入るんですね。

だけども、20歳から60歳までみんなが共通で入る国民年金で

今回は検証をしていきたいと思います。

 

国民年金というのは、毎月の保険料が決まっています。

平成27年度だと15,590円。これが毎月の保険料なんですね。

この保険料を40年間納めると、

65歳から年金として公的年金はもらえるわけになります。

 

年金額って幾らなの?というと、78万100円です。

月々65,000円のイメージなんです。

 

これだけで年金は少ないとか多いとかというんじゃなくて、

今回は損益分岐点がどの点にあるのかを検証したいので、

40年間に払う保険料をトータルで748万3,200円。

これを78年100円の年金額で私ってみます。

そうすると、答えは「9」って出るんですね。

つまり、65歳から年金をもらうと、

74歳、9年間で払った保険料を回収するということになるんです。

 

私たちは長生きですよね。

つまり、75歳以降80歳、90歳って長生きすれば、

そこはすべて「利息」の受け取りということになるんです。

 

そもそも年金って、損得で比べることはできないんですね。

皆さんも御存知のように、障害者の方の生活保障であったり、

お父さんを亡くしたお子さんたちの生活保障、

それと年をとった方の生活保障という側面があるので、

必ずしも幾ら払って幾らもらって損だ、得だという

お話をすることではないと思うんです。

 

ただ、人情として、どのくらい損得があるのかなと思うので、

今日はちょっと検証してみました。

 

あながち損ではないなということを理解していただきたいのが1つと、

一番私が皆さんにお伝えしたいのは、

やっぱり私たちは支え手であるということですよね。

 

年金は、先ほどもお話をしたように、

やっぱり弱い立場の方の支えになってくるんです。

私たちもいずれ年をとって働けなくなるわけです。

その時に、年金があってやっぱりよかったねと思う時代が

必ず来るはずなんです。

そのために、今、私たち現役世代は、

支えるというところでこの制度を考えていってもらった方が

いいのかなと思っています。