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今回は「住宅ローン控除」についてお話をします
こんにちは、おかねの先生ことファイナンシャルプランナーの山中伸枝です
今回は、住宅ローン控除についてお話をしていこうと思っているんですね
住宅ローン控除というのは、住宅ローンを組んでおうちを買った人に対して
税金を免除してあげましょう、おまけしてあげましょうというルールなんです
これはっきり言うと、景気対策なんですよね
例えば消費税が上がりますというと、
おうち高い買い物なので、買い控えをする人が増えてくるんです
そうなってくると、やはり景気が落ち込んでしまうので、
税金という面で優遇をしてあげて、
それでおうちを買ってもらいましょうということで
住宅ローン控除というのがあるんです
なので、その年その年によって
住宅ローンのルールって若干変わってくるんです
ですけれども、今回は住宅ローン控除ってこういうものですよという
基本的なるルールをお話ししたいと思います
基本的なルールというのは、
住宅ローンの12月末の残高がいくらなのか
それの何%控除しますというルールです
例えば住宅ローンの残高が12月末現在2,000万円あった方が
いらっしゃったとします
この方が2015年の住宅ローンの場合には、年末の残高の1%税額控除します
ただし、マックスの金額は40万円ですよという意味です
ポイントは、「税額控除」という言葉なんです
どういうことかというと、例えば年収500万円の方がいます
この方が実際に払っている所得税は23万円です
23万円が、実は税額控除、先ほどの住宅ローン残高
2,000万円の1%、20万円引いてくれるんです
つまり、納税額は23万じゃなくて
3万円でいいですよということなんですね
住宅ローン控除は、1年目から10年間できるんですけれども、
初年度だけは確定申告をするんです
確定申告をすると、1回年末調整で23万円払っていた税金が
3万円でいいということになるので、
20万円税金が戻ってくるんです
これすごく大きいんですよね
だから景気対策なんですね
税額控除という言葉のほかに、もう1つ似たような言葉で、
所得控除というのがあります
所得控除というのは、先ほどの同じ20万円だったしても、
所得から20万円引くんですね
年収500万で所得税率が10%の方の場合には、
20万円の所得控除の税金のメリットは、実は2万円にしかならないです
なので、所得控除と税額控除というのは似た言葉なんですが、
払った税金から直接引いてくれるのが税額控除、
所得を引いてそこに税率を掛けるのは所得控除です
ちょっと覚えておいていただくといいかと思います