転職する場合の退職金について

確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております

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【質問】

転職する場合の退職金について

この度、4/1から転職することになり、現職の退職金相当額について、 ①次の会社の企業年金基金に移管する ②次の会社の確定拠出年金に移管する ③一時金で受け取り(非課税) の3種類の選択肢を提示されました。 (次の会社にも確認をとって、どれも選択できることを確認済みです。次の会社は確定給付年金と確定拠出年金が半々になっているようです。)
一般的に、①ができるのはレアケースと言われていると思うので、それを選択すれば良いのかな、と思う反面、 私は少しばかり投資リテラシーがあると思っているので、②や③も無くはないかなとも思っております。
ただ、②については拠出の段階で税制メリット等はあると思いますが、わざわざ税金のかからない収入をつぎ込む意味はないのかなと思ったり、いろいろと悩んでいます。
何かご意見、アドバイスはおありでしょうか？

補足・退職金ではなく、前の会社の確定給付企業年金の脱退一時金で正しいです。 ・①は、新しい会社の同じく確定給付企業年金になります。 ・確認したところ、①を選択した場合、利息はつかないと言われたかもしれません？ ・新しい会社は、超まではつかないまでも、一流企業と言われていて、今まで潰れそうになったことはないという認識ではあります。。。(勝手にですが) これらを踏まえてどうでしょうか？やはり②がいいんですかね。

【回答】

こんにちは、確定拠出年金の専門家 ファイナンシャルプランナーの山中伸枝です
まず今回の選択肢、すべて移換の際は非課税です 誤解があるようなので訂正させていただきますね
もう少し詳しく言うと①と②は、金額にかかわらず移換時点では非課税です ③はきっと退職所得控除適用後課税されるお金はないという意味です 金額によっては退職一時金は課税されます
私の知識不足かもしれませんが通常会社の退職一時金は企業年金へ資産の移換はできないので、これができるというのは退職一時金ではなく企業年金の脱退一時金なのではないかと思います
①の企業年金基金ですが、厚生年金基金であれば移すべきではありません 厚生年金基金の深刻な積立不足はニュースでご覧になったことがあるかと思いますが、すべての厚生年金基金自体が近い将来すべて解散になりますので、そんなところへお金を移す必要はありません
多分お話からすると確定給付のことを指しているのかとも思います
確定給付は、会社が想定する予定利率でもって運用が約束されるので安心感はありますが、将来的な予定利率の変更の可能性、会社の倒産リスクは考えておく必要があります
②はご自身で資金を運用します 今回退職金を移換し、今後も会社から確定拠出年金の掛け金を拠出してくれるのであれば、運用時の非課税メリット受け取り時も加入期間をこれまでの勤続年数含めて退職所得控除が使えるのでかなり優遇されるかと思います
退職所得控除は勤続年数（確定拠出年金の場合転職しても加入期間が合算されます）２０年までは1年あたり４０万円 ２０年を超える部分については１年あたり７０万円 ３０年であれば１５００万円が非課税となり、それを超過した分の２分の１のみが分離課税となります
次の会社に確定拠出年金があって、今すぐに一時金を使う用途がないのであれば、②の選択が最も有効かと思います
今後の資産形成のプランにもよりますが、一度ファイナンシャルプランナーなどにご相談されるのも一考です ただ一時金でまとまったお金がある方がご相談にいかれると、その資金を使った別の金融商品の購入を勧められることも多いので、誰がフェアなアドバイスをする人なのか見極めは必要です

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  yc_ogwehさん

  2015/03/2807:12:32

  やはり確定給付だったんですね
  例えば一時金が５００万円あったとして①の選択肢にすると、確定利回りで退職時に支払われることになります 金利がつかないということはないような気がしますが、そういうご説明であればそのままということになりますね
  ②であれば、今後の老後の資産形成における投資資金となります 投資に明るいとのことですから、長期運用で利益を上げていける可能性があります
  また確定拠出年金は１００％個人資産として保全されていますし、金融商品はそれぞれセーフティネットがありますから、ご心配がありません
  このあたりが判断基準かと思います