確定拠出年金はこれまである程度の事業規模がなければ、導入することができませんでした。これは運営管理機関(金融機関)のコスト回収の問題で法人にとっては全くナンセンスな話です。
確定拠出年金は、毎月の掛け金は所得税・住民税の対象にならないお得な制度、積立期間中の利息にも税金がかからないし、受け取るときも退職金と同じ税制優遇が受けられるのに、事業規模が小さい法人はこのメリットが享受できない・・・とってももったいないことですね。
実は事業規模が小さい法人が確定拠出年金を活用できない理由はもう一つあります。確定拠出年金は、毎月の拠出額(社員への積立額)は会社が負担しなくてはなりません。つまり、いつもの給与の上乗せとして新しい資金が必要なわけです。
どうでしょう、この経営環境厳しいなか、現状の人件費をさらに上回って拠出し続ける・・・これをできる企業は、そうは多くはないでしょう
確定拠出年金は(前向きに考えれば)確かに加入者にとってはいいことづくめの老後資金作りの制度です。でも、実際確定拠出年金を導入している会社は導入するために越えなければならないハードルが結構あるのが実態です。
残念ですね・・・
でも、私がご紹介する「選択制」確定拠出年金なら、企業は現行給与のほかに新しい資金を準備することなく、社員は税金がお得になる老後のための積立制度を始めることができるんです。「選択制」確定拠出年金は、事業規模にかかわらず確定拠出年金が導入できる。まさに中小企業が大企業並みの税制優遇を受けられる魔法の切り札なんです。