東芝が確定拠出年金を導入 東芝社員が今するべきこと

2015年8月16日付日経新聞1面記事

東芝が10月より退職一時金の一部を確定拠出年金に移行し、年金運用による財務リスクを軽減するとの報道です

東芝は退職一時金4割、残りを確定給付、確定拠出とするようです

東芝にお勤めの方は、制度の全体像をしっかり理解すべきです

 

まず退職一時金の算定方法、就業規則に記載されているはずです

モデルケースでもよいので、仮にご自身が定年退職した場合、あるいは自己都合退職であればどの程度一時金がもらえるのか確認しておきましょう

 

 

確定給付の仕組みも今一度確認を!

誤解している方も多いのですが、確定給付は必ずしも将来もらえる「金額」が確定しているわけではなく、将来もらえる金額の「計算方法」が確定しているにすぎません

そこにある変数を正しく理解してください

 

退職一時金と確定給付は、受け取るまで資産の所有は会社にあります

会社が無くなる時、退職一時金も確定給付も無くなるものだという一定の理解は必要でしょう

 

一方確定拠出だけは、掛け金を受け取った時点でご本人の財産です

他人任せにせず、意識をもって管理運用に努めましょう

必要に応じて、ファイナンシャルプランナーなどにアドバイスを求めるのも有効です

 

確定拠出年金導入を機に、ご自身のこれからのライフプラン、見つめなおしてみるのも良いかと思います

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