制度や仕組みを、
知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】
FP相談ねっと林です。
前回の記事では、国税庁を騙るメールへの注意喚起をしましたが、他にも金融庁、そして警察庁を騙るメールが報告されているとのこと。金融庁・警察庁のロゴも使用されているとのことで、うっかり信用してしまう危険性があります。
メールから偽サイトへ誘導し個人情報を入力させる、おきまりのフィッシング詐欺です。
金融庁が直接に本人確認する事はありません。
出典:
警察庁HP
警察庁及び金融庁のロゴを使用したフィッシングサイトへの注意喚起についてwww.npa.go.jp/cyber/pdf/R041004_cyber_alert.pdf 金融庁HP
当庁を騙った電子メールにご注意くださいwww.fsa.go.jp/news/r4/sonota/20221004.html
警察庁を騙るメールは他にも、SMSに記載されたアドレスをクリックすると、「警察庁セキュリティ」という偽アプリをダウンロードさせられてマルウェアに感染させられたり、国税庁を騙る国税の納付等を求める偽サイトへ誘導されたりするものが報告されています。
出典:警察庁HP 警視庁を騙る不審なショートメッセージへの注意喚起についてwww.npa.go.jp/cyber/pdf/R041020_cyber_alert.pdf
警察庁では、このような不審なメールがきたらリンクにアクセスせず、
フィッシング110番www.npa.go.jp/cyber/policy/phishing/phishing110.htm (警察庁サイバー犯罪対策プロジェクト)へ通報するよう呼びかけています。
フィッシング110番のページには、各都道府県警察のフィッシング専用窓口又はサイバー犯罪相談の窓口が表示されています。
メール・SMSの送信元、内容、リンク先を伝えましょう。個人的にはスルーすることで被害を防ぐことが出来ますが、詐欺メールの元を何とかしないと被害はなくなりません。
もし個人情報等を入力してしまった場合は、その旨をお近くの県警フィッシング110番に連絡し、カード会社や金融機関に連絡しましょう。
でも、その前に被害を防ぐ事が大切です。
詐欺メールは、手口が段々巧妙になっています。しかし、過去記事でもお伝えしましたが、以下の2点で詐欺かもと気づくことができます。
詐欺メールの特徴として、まず、
①「◯◯様」がありません。詐欺メールの送信元は、仕入れたメールアドレスを使って送信します。そのため宛名がありません。
そして、
②とにかく文章が変。とても企業やお役所が書く文章ではありません。この2点で偽メールであることに気がつくでしょう。
その他、偽メールですから、送信元アドレスが公式とは異なります。リンク先も表示と実際のアドレスが異なります。
そして、このようなメールは、不正利用があった、情報の確認をしないと利用出来なくなる、訴えられるなどと、とにかく「個人情報を入力しないと大変なことになる。」と、不安を煽ってきます。(時には、ポイント付与などお得な情報の場合もあります。)
不安だったら直接、企業やお役所に確認しましょう。連絡先は、予め控えてあるもの、検索して公式ページで表示されてあるものを利用しましょう。決してメールに表示された連絡先や、リンク先にアクセスしないようにしましょう。
(出典)
・警察庁HP
警視庁を騙る不審なショートメッセージへの注意喚起についてwww.npa.go.jp/cyber/pdf/R041020_cyber_alert.pdf
警察庁及び金融庁のロゴを使用したフィッシングサイトへの注意喚起について www.npa.go.jp/cyber/pdf/R041004_cyber_alert.pdf
・金融庁HP
当庁を騙った電子メールにご注意くださいwww.fsa.go.jp/news/r4/sonota/20221004.html