制度や仕組みを、
知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】
FP相談ねっと林です。
フィッシング詐欺、増えてます。
引っ掛かった分儲けなので、どんどん迷惑メールが送られてきます。Amazonを騙るメールなど、迷惑メールボックスを埋めています。
ただ、公式のメールはこれだけ頻繁に送ってこないので、日に何度も送ってくる時点で、偽メールと言っているようなものです。
しかも、ほとんどが変な日本語なので、迷惑メールであるかどうかはすぐに分かります。
でも、日本語が変出なかったら?
オリコカードを騙るフィッシングメールがやって来ましたが、変な日本語ではありません。(実際に送られてくる本文をそのまま利用したのでしょうか。)
リンク先も、実際のサイトの『表示』がされています。一見したら、本物に見えてしまいます。
こんな時は、リンク先のURLにカーソルを当ててみましょう。
すると、リンクにカーソルを当てると、実際のリンク先はメール本文に表示されたそれとは異なるURLが現れました。
やはりフィッシングメール認定!
しかし、ここまで本物そっくりであると、うっかりと偽サイトにアクセスしてしまうでしょう。何の疑いも無く、偽サイトでログインパスワードやその他の情報を入力してしまうでしょう。
ちなみに送信元は『どっとしーえぬ』。
日本であれば『どっどじぇーぴー』。
ここだけでも偽メールであることが明らかですね。
また、ご利用の金融機関から通常と異なるメールが来た場合、必ず最初に、HPで事実を確認しましょう。
HPへのアクセス、個人ページへのログイン等は、決してリンクからアクセスしないようにしましょう。
オリコHPでも、オリコを騙るフィッシングサイトについての注意がされています。
また、過去記事でもお知らせしましたが、令和5年8月8日、金融庁・警察庁が、注意喚起をしました。
金融庁HP フィッシングによるものとみられるインターネットバンキングに係る
不正送金被害の急増について
令和5年4月に、金融庁・警察庁はインターネットバンキングによる不正送金が急増により、注意喚起しました。しかし、8月4日時点で令和5年上半期における被害件数は、過去最多の 2,322 件、被害額も約 30.0 億円となっています。
インターネットバンキングの被害は、フィッシング詐欺により、ID・パスワードを搾取されたことによるものだと推定されます。
よって、金融機関を騙るフィッシングメールが後を絶ちません。
お決まりの「リンクをたどって、本人確認してね」「不正があったから、確認してね。確認しないと使えなくなるよ。」「支払い額が決定したから確認してね」などと言って、リンク先にアクセスさせます。
心配ならは公式HPで問い合わせましょう。カードはカードの裏にお問い合わせの電話番号があります。決して、リンクをたどったり、メールに記載の連絡先に問い合わせてはいけません。
金融機関や通販会社等の公式HPでは、偽メール・偽サイトについての注意喚起がされています。おやっと思ったら、ご利用の金融機関のHPをご覧ください。
デ協(データ通信協会)の 迷惑メール相談センター 『迷惑メールを受け取ったら』 に、「ゼロトラスト 3つの基本」があります。
・メールを 開かない
・リンクを タップ・クリックしない
・情報を 入力しない
いわゆる「3ない運動」ですね。
そして、無視して削除で終了です。
(出典)
デ協 迷惑メール相談センター 迷惑メールを受け取ったら
www.dekyo.or.jp/soudan/contents/taisaku/3-1.html