秋葉 裕幸

金融教育 FPから学ぶお金のこと

こんにちは

「からだとお金の健康アドバイザー」秋葉裕幸です。

先日、私立三輪田学園高等学校、私立江戸川女子高等学校の家庭科に「特別授業:FPから学ぶお金のこと」として、金融教育を行う機会がありました。両校とも女子高であり、教室内は元気が溢れ、朗らかな生徒たちの元気をもらいながら実施した授業の様子と生徒たちの生の声を含めてお伝えします。

これは一般社団法人日本金融教育支援機構の認定講師として、そして、東京都の講師派遣事業の一つになります。

1コマ目 ライフプランニングの作成:現実への直面

 まず「ライフプランニング」というテーマに挑戦してもらいました。生徒たちは自分の将来を具体的に想像(妄想)し、「一人暮らし」を想定して予算を立てるという課題に対して取り組んでもらいました。「家賃」や「食費」「その他」沢山のことを計算することで、日々の生活が実際にいくらかかるのか、また、お金の管理がどれほど重要であるかを実感してくれたようでした。

「自分の生活に両親がだいぶお金をかけてもらっていることがわかった」「一人暮らしをするとこれだけお金がかかることに驚きました」と、彼女たちにとって大きな発見につながり、とても嬉しく思います。

2コマ目 未来への自己投資:投資の基礎

 続いて、生徒たちに投資とは何か、その基本的な知識を学ぶ時間としました。大人でも難しいものですが、様々な事例を提示しながら、株式の基本、「iDeCo」や「NISA」について学び、自分たちの生活に身近なものとして、少しでも理解してもらえるようにかみ砕きながら説明でした。

「投資について興味を持ちました」「株式でのリンゴ話は分かりやすく面白かったです」と少しでも投資についてのハードルを下げられたかと思います。

まとめ 振り返ってみて

 「先生の人柄が良くて話しやすかった」「楽しく学べて楽しかった!?」と学校現場にいる身としてとてもありがたい評価をいただきました。現場での授業は単に情報の伝達だけに留まらず、この人の話を聞いてみたいと思ってくれることは幸せなことです。今回お伝えした、金融教育は将来社会人になった際により良い選択をするためのきっかけに過ぎません。私たちの日常生活の当たり前がどれだけ素晴らしいか、その素晴らしさを維持するためには金融の知識は不可欠だと思っています。生徒たちが自らの未来に向けて懸命な決断が下せるよう、これからも尽力していきます。

印象に残った作成したライフプランの一例をご紹介します。

「家賃」を削り、「食費」を削り外食なしで自炊をし、「娯楽費」で“推し”に注ぎ込む人がいて、ただ削るのではなく、目的があればやりきれる自信があるようで、極端な発想ですが素晴らしいことだと感じました。これは大人のライフプランも同じで、削ってばかりいると何も楽しくなくなるので、自分なりの目標を明確化し、行動に移すことができれば人生も楽しくなりますね。

江戸川女子中学校・高等学校 学校HPより

三輪田学園中学校・高等学校 HPより

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