前田 菜緒

【メディア実績】明光ネットワークジャパンさんで大学・高校進学費用と対策についてお話しました

こんにちは。

子育て世代の家計のパートナー、FP相談ねっと認定FPの前田です。

 

明光義塾など、数々の塾を運営する明光ネットワークジャパンさんで、教室に通う生徒さんの保護者向け動画で、教育費について、お話させていただきました。

明光ネットワークジャパンさんは、明光義塾、早稲田アカデミー個別進学館、スタディクラブなどなど、数々の教室を運営し、全国に約2000教室、10万人の生徒さんが通っています。

 

今回、新型コロナウイルスの影響で、就学資金に対する家庭の心配や興味が高まってきているため、生徒さんの保護者に役立つ情報を届けたいとの思いから、保護者向け限定配信動画への出演のご依頼をいただきました。

 

私がお話した内容は、2つ。

「高校進学にかかる費用と対策」

「大学進学にかかる費用と対策」

2部構成です。

 

 

まず、高校、大学とも、実際にかかる費用感をイメージしてもらうため、具体的な費用を例に出しました。

そして、国や各地方自治体には、その費用を支援する制度があります。知っているようで、実は詳しくは知らない、制度について、お伝えさせていただきました。

 

しかし、支援があるからと言って、教育費の負担がなくなるわけではありません。

特に、大学進学には、かなりのお金がかかります・・・。

 

大学受験にかかる費用

大学の授業料や入学金は、もちろん高額ですが、受験費用だって、軽視できません。

とくに、地方から上京して、大学受験をする場合、受験費用に加えて、交通費、宿泊費が必要です

親が付き添うなら、親の分の交通費、宿泊費も必要ですよね。

 

日本政策金融公庫の「教育費負担の実態調査結果」(2020年03月11日発表)によると、大学入学にかかった費用、なんと約80万円です。

 

これ、授業料入っていませんよ。

 

内訳を見てみましょう

出典:日本政策金融公庫の「教育費負担の実態調査結果」(2020年03月11日発表)

 

このグラフは、入学費用の内訳です。

入学費用とは、

・受験費用
・学校納付金
・入学しなかった学校への納付金

です。

 

まず、受験費用(うすい緑)は、どの大学でも約30万くらいかかっていますね。

そして、学校納付金(濃い緑)とは、入学金や寄付金など、入学時に学校に支払った費用です。30万〜40万くらいですね。

そして、入学しなかった学校への納付金です。

これ、何かと言うと、第1志望の学校の合格発表前に滑り止め校の入学手続き期限が来ると、入学金を納めないといけないですよね。

そして、第1志望の大学に受かると、このお金は、戻ってきません(涙)

入学金自体は20万円が相場ですが、平均しているのでこのグラフでは、10万円くらいになっています。

 

これら総額して、入学時にかかる費用が、入学金含めて約80万円ということです。

もちろん、この後に、授業料の支払いが待っています

 

そして、私は、自分の大学入学時にかかった費用を思い出しました。

たぶん、200万円くらいかかっています。

 

というのも、ど田舎に住んでいたので、自宅から第一志望の大学まで、特急と新幹線を乗り継ぎ、8時間くらいかかります。

もちろん、宿泊が必要。

親が仕事で付き添えなかったので、一つ上のいとこに付き添ってもらいました。

滑り止めを受けるにも、特急で4時間かかります。

交通費と宿泊費だけでも、相当かかります。

 

しかも、私は、最終的に第一志望の大学に入学できたのですが、補欠合格だったため、一旦不合格通知をもらっています。だから、滑り止め校の入学手続きをしています。入学金と授業料合わせて130万円くらい、一人暮らしの部屋ももう決めていたので、敷金礼金も払っています。荷物も半分送っていました。

 

これらのお金は、すべて返ってきません。

 

今では、授業料は返還されます。2006年に消費者契約法違反ということで、授業料は返還すべきという判決が出されました。しかし、私の大学入学当時は、消費者契約法はなく、授業料も返還されませんでした。

 

そして、これらに加えて、入学する第一志望の大学への入学金と授業料、そして、一人暮らしの部屋代・・・

 

思い出すと恐ろしいですね。

レアケースかもしれませんが、私のようなケースもありますから、受験にかかる費用は、高額です。

 

奨学金は借金であるという認識が必要

さて、明光ネットワークジャパンさんの動画撮影に話をもどします。

このように高額にかかる進学費用、どのように準備するのが良いか、その対策について奨学金の利用も含めた内容を、お伝えさせていただきました。

奨学金の手続きについても、具体的にお伝えさせていただきました。

 

奨学金は、大学に行きたくても経済的理由で行けない人を救う制度だと思います。しかし、借りたお金は返さなくてはいけません。そして、返すのは子どもです。子どもが何十年かけて、返すのです。

ですから、返すことを明確にイメージすることが大切です。いくら借りたら、いくら返すのか、毎月の返還額はいくらか?返還額から考えて、いくら以上の収入があったほうがよいか。

非正規で就職してしまうと、返還は厳しくなるでしょう。返還についても具体例を出しながら、お話をさせていただきました。

 

今回の動画は、6月中旬から2020年12月まで、明光グループの教室に通う生徒さんの保護者さんに限定公開されます。

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