野原 亮

iDeCo×NISA、口座開設から商品買付までの3つの心理的ハードル

こんにちは、品川の確定拠出年金相談ねっと認定FP、野原です。

先日、ちょっとした嬉しい話が2つありました。

 

1つ目は、今年iDeCoをスタートさせたお客さまがついにNISAも開始しました。

2つ目は、特定口座だけで運用していたお客さまが、iDeCoとNISAの口座開設手続き待ちになりました。

 

いまさら?と思うかたもいるかもしれませんが、初心者の方が金融機関に口座を開くのって、結構ハードルが高いものです。

僕だったら、自分一人で全部やろうとすると、たぶん何ヶ月も放置してしまって、気づいたら1年たっちゃったよ~となります。

 

あなたはどうですか?

 

僕がいろんなかたを見てきた中で、初心者が資産運用を始めるには3つの心理的ハードルがあると思ったので、今回はそれをご紹介しますね。

 

1.口座開設の壁
2.入金の壁
3.商品買付の壁

 

ではひとつずつみていきましょう。

 

1.口座開設の壁

 

個別相談などで資産運用を始めてみようと思い、資料請求まではけっこうすんなりいきます。

え?やろうと思ったのに、資料請求すらまだしてないよというかたは、そもそもまだ資産運用の必要性をかんじてないのかもしれません。

 

それはともかく、送られてきた口座開設資料をみて「ウッ」となって、返送までいかないかたが結構多いです。

僕のスタンスとしては「人の成長」「企業の成長」を信じることはできないひとは、無理して資産運用やる必要がないと思っていますが、それをいってしまっては元も子もないです。

 

一時期はやった、トマ・ピケティの「21世紀の資本」。

 

R(資本収益率)G(経済成長率)

 

これは、株式や不動産から生み出される儲けが、働いて得られる所得の伸びを上回るということになりますが、それもそのはず。

 

いま、上場企業の純利益は最高益を更新しながら右肩上がりですが、民間の平均給与の上昇ペースはこれに追いついてはいません。

どころが株主へはきちんと還元されていく構造となっています。

 

資産運用することで投資信託などを通じてでもかまいませんので、株式を保有しておくことはとても有効です。

 

 

2.入金の壁

 

無事、口座開設が終了したとして、その金融機関に入金しないことには商品を買えません。

この入金がそれなりにおっくうなのですが、メガバンクのインターネットによるダイレクトバンキングネット銀行など、この際に活用してみると、最初は面倒かもしれませんが、慣れてくればとても楽です。

 

僕がいま、現金を引き出す時だけしかATMを利用しません。

そんなこともだんだんと当たり前になってきます。

 

3.制度・商品選択の壁

 

ここが最も重要です。

 

どの制度から始めると良いのか、
どの制度をメインに活用したらよいのか、
どの商品を買うと良いのか、

 

活用できる制度はたいがい複雑ですし、選べる商品数はとても多いです。

 

情報過多による思考停止状態になってしまうと、テキトーにやってしまいがちですが、長期にわたって運用していくのですから、始めにある程度ちゃんと選んでおく必要があります。

 

きちんと切り分けできれば、とても簡単ですので、専任の担当者と相談しながら、より自分にあっていると思うものを選んでください。

1年、2年と経験を積んでいけば、誰でもできるようになります。

 

ちなみに冒頭の一人目のお客さまは、当初iDeCoで運用を開始してから半年以上たちましたが、一度もログインしてない状態でしたww

そして、お会いした時に久々にログインして、もっと積立て額を増やしたいということで、口座開設してほったらかしていたNISAをスタートさせたのです。

 

これが良いかどうかはともかくとして、ゆっくりやっていっても問題ありません。

 

大切なのは「まず始めること」ですから。

 

そして、実際に始めてからもっと勉強をしていけば良いのです。
勉強してから始めるというかたは、だいたい勉強しません。

 

僕も昔は、なぜ株価があがるのかを全く理解できませんでしたが、今ではフツーのことのように話しています。

 

やれば誰でもできる。

この世界はとても単純です。

 

それといまから始めて「損したら恐い」というのもありますが、これに関してはまた別の機会にご紹介しますね。

 

 

Coming Soon!

【新宿】12月2日(土)10:00~12:00 iDeCo×不動産のしくじらない座談会

 

 

お知らせ

 

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