野原 亮

「逆」株式投資(空売り)という発想でみる株価推移

こんにちは、品川(高輪)の確定拠出年金相談ねっと認定FP、野原です。

 

昨日、こんなニュースがでていました。

パイオニア、経営破綻危機に…資金ショート寸前、カーナビ需要急減に対応遅れる

 

パイオニアのカーナビといえば「carrozzeria(カロッツェリア)」ブランドですが、僕はこのブランドには愛着があります。
学生時代にカロッツェリアの販売員として、オートバックスでカーオーディオ部門のバイトをしていたことがあったんです.

 

なんだか哀愁が漂ってくる記事です。

 

そこで、今回初かもしれませんが、個別の株式投資の発想について書いてみようと思います。

 

株式投資をするにあたり、最も重視している、3つのキーワード

決算(予想・実績)
チャート(需給・テクニカル分析)
イマジネーション(将来イメージ・ビジネスモデル)

決算については、四季報などの情報をよくみていました。

業績予想はもちろん大事なのですが、企業によっては前期予想と実績に不自然な乖離がでることもあってその企業体質を表している可能性もあり、意外に面白いです。

 

チャートについては、趣味で「国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト」という資格をとった時に、論文を書く問題もあり、長らく我流で学んできたテクニカル分析に加え、セオリーも学んできました。

 

そして実は、僕が最も重視しているのが「イマジネーション」です。
このイマジネーションは、結果的にとても大きな利益をもたらしてくれる可能性があります。

 

イマジネーション重視の理由

良くも悪くも、僕らは知らず知らずのうちに、株式投資においても、常識固定観念にとらわれすぎています。
あるいは、想像を超える発想ができなくなってしまっているのです。

 

この枠を取っ払ってあげることができると、株式投資をやってみたくなる、もっと楽しくなると考えています。

 

例えば、

 

株価チャートの上下をひっくり返してみる

世界地図を上下逆さまにしてみる

 

このようなことをしてみると、新しい世界が見えてくることがあります。

 

しかも、いま振り返ってみると記憶にある限りでは、イマジネーションが当たると、その可能性の大きさに気づくことがあります。

想像力を豊かにして、決算やチャートなどで裏を取りに行くイメージです。

 

もうちょっと具体的にいうと、実際にはうまくいかなかったものの、発想としては悪くなかった例と実際にうまくいった例の典型的なものをご紹介します。

 

ちょうど12年くらい前・・・

某2銘柄を空売り(株価が下がると儲かる取引)していたことがありました。

 

当時は、片方のカーナビ関連の会社はちょっとプラス、片方の液晶テレビ関連の銘柄はちょっとマイナスで終わってしまいましたが、結果的に発想としては大正解だったわけです。

 

株式投資というのは一般的には、上がる銘柄を買っておけば儲かりますし、企業成長に賭けているわけですから、株価があがってくれたら良いなと思うものです。

 

そこであえて、これから下がりそうな業種、業績に逆風が吹きそうな銘柄を細かく考えてみます。

すると、上記の銘柄のような答えがいつか見つかります。

 

そうなってくると今度は逆に、これから上がりそうな銘柄も見えてくるというわけです。

 

例えば、安倍政権前の民主党政権時代(2012年11月16日衆院解散)は、全体として株価は低迷していました。

 

ところが、このスマホ部品関連の銘柄は、そんなこともお構いなしに株価5倍へ向けて上昇中でした。

 

この場合は、下がりそうな業種を考えた結果、相対的に逆転の発想で際立つ業種を見つけられた例です。

 

このような切り口を見つける際は、四季報の各銘柄の冒頭文を読むのも良いヒントになります。

 

でも、人の成長・世界経済の成長・株価の成長・紙幣の膨張を無邪気に信じている僕としては、空売りは本音に相反する行為なので、けっこう精神的にはキツかったりもするんですよね。

 

やっぱり、どんなに傾きかけた企業でも、その復活を信じたくなっちゃいますから。

 

意外に株式投資の入口はとても単純

このように、こんな単純なアプローチでも充分、株式投資ができるようになります。

細かく調べるのはその後で十分です。

 

もちろん、資産が大きくなってきたら、こういう単純なやり方だけではあまりに危険ですが、当初は全く問題ありません。

 

いま話題になることが多くなってきた、少額から始められ、数銘柄に分散可能な「テーマ株投資」なんかは、とてもわかりやすいデビューの仕方だと思います。

 

一発屋で終わらない、息の長いテーマが思いつくと「投資」というものがとてもファンタスティックな側面をもつものだと思っていただけるかもしれません。

 

企業を率いる経営者や企業を支える従業員の、その脳から生まれるインスピレーションイマジネーション研究開発力がどれだけ企業業績向上に貢献してきたのが、具体的な数字に落とし込む方法を僕は知りません。

 

しかしながら、その影響力の大きさがはかりしれないものであることは想像に難くないでしょう。

 

結果として、儲けようとせずとも儲かっちゃうこともあるというような感覚、お伝えできてますでしょうか。

発想は大切」ということで、かなり抽象的な記事を今回はあえて書かせていただきましたので、ご容赦ください!

 

 

 

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