こんにちは、品川(高輪)のFP相談ねっと認定FP、野原です。
※9月より、確定拠出年金相談ねっとは「FP相談ねっと」へ名称変更いたしました。引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
昨日、相談ねっと代表山中氏・メンバー塚越氏と、カブドットコム証券株式会社・リテール営業部・営業戦略グループ様へ、「カブコムのiDeCo」のお話を伺いにいってきました。
※僕はカメラマンです(笑)
CM動画「女子割」
エントランスを抜けるとそこには、自社開発のトレーディングツール「kabuステーション®」の設置見本みたいなブースがお出迎えしてくれて、株式ディーラー時代を思い出し、内心ちょっと興奮してしまいました。
ということで、さっそく会議室にて、先方ご担当者とお話しさせていただきました。
iDeCoやつみたてNISAのお話が中心となりましたが、箇条書きで内容をザックリ記載します。
取材結果の概要
□ 40代以上が主要顧客層であり、20代・30代へもっと魅力を伝えていきたい
□ iDeCoだけでなくつみたてNISAも浸透させていきたい
□ iDeCoのデフォルト商品(※)は「auスマート・ベーシック(安定)」
※2018年5月に施行された改正確定拠出年金法で、加入者が最初の掛金納付日から3ヶ月以上を経過しても運用指図を行わないときは、レコードキーパー(記録関連運営管理機関等)から加入者に対し運用指図を行うよう通知しなければならない。さらに猶予期間(2週間以上間)を経過してもなお運用指図を行わないときは、自動的に全額を指定運用方法(デフォルト商品)に充当する。今までは元本確保型の定期預金を設定するケースが多かったが、最近では当社のように、元本確保型以外の投資信託、特にバランス型を設定するケースが増えている。
□ つみたてNISAはスマホで完結、iDeCoも可能な限りスマホで完結
□ 初期設定のやりやすさ、わかりやすさに力を入れている
□ ポイント投資にも力を入れ始めている
□ 積立資産をトータルで見える化していきたい
□ 「カブコムのiDeCo」はauアセットマネジメントの受付金融機関(窓口)
例)委託元の運営管理機関 → 受付金融機関
auアセットマネジメント → カブドットコム証券、大和証券
みずほ銀行 → イオン銀行、JAバンク
三井住友銀行 → SMBC日興証券
お金のデザイン → 新生銀行
ゆうちょ銀行 → 日本郵便
株式の売買に強みを持つ当社が、20代・30代の積立投資家をターゲットにし始めたというのが、なかなか面白いですよね。
「カブコムのiDeCo」の特徴
最大の特徴は、20代・30代などの投資初心者でもスマホでサクサク、積立投資の実践と資産の見える化を目指しているという点でしょう。
POINT2 運用しながらau WALLET ポイントをゲット
POINT3 運営管理手数料が0円!
POINT4 多様な運用スタイルに合わせた商品選定
カブドットコム証券は、2019年6月13日付けで株式の公開買付が完了し、三菱UFJ証券HDが51%、KDDIが49%の株主となり、8月29日に上場廃止となっています。商号も2020年3月までに「auカブコム証券」に変更予定です。
iDeCoについては、非通信分野に力をいれているKDDIグループ、運営管理機関auアセットマネジメントの受付金融機関の役割を担っています。
「カブコムのiDeCo」の運用商品ラインナップ
投資に対する知識別・経験別に、運用商品が選びやすくなっています。このアプローチは、大和証券からのauアセットマネジメントの影響を受けているのでしょう。
初心者から投資経験者まで幅広いニーズにお応えした27商品をご用意。
□ 何を選んでよいのか分からない → 初心者向けバランス型投資信託(5本)
□ 自分で投資対象を選択して比率を決めたい → 中級者向けインデックス型投資信託(10本)
□ 市場指数よりも上回る運用を目指したい → 上級者向けアクティブ型投資信託(5本)
□ 若いうちはリスク資産に投資!老後は安定運用の方 → その他ターゲットイヤー型投資信託(6本)
いつも思いますが、このカテゴリ分けはなかなか良くできていますよね。
中途半端なロボアドよりよっぽどわかりやすいです。
僕自身、FPとしてはあまりこのアプローチ方法を活用しておらず、ご相談者様の現状や環境を踏まえてガイドしていくことが多いですが、一般的には非常にわかりやすい分けかただと思っています。
また、今後さらに商品ラインナップの拡充も期待できそうです。
つみたてNISA
iDeCoによる積立て投資家には、必ず考えていただきたい大切なことがあります。
□ 60歳以上の運用をどう考えていくのか
□ iDeCoにはない換金性を確保しながら長期でどう立ち回っていくか
まさにiDeCoの弱点を補強してあげるという点でも、つみたてNISAは重要な役割を果たします。
そこで、カブドットコム証券で僕が最も注目したコンテンツをご紹介いたします。
このコンテンツは「どの投資信託を選べばよいかわからない」というかたには、楽しく選び方を教えてくれるでしょう。
「FUND DRESS」服を選ぶ。投資が始まる。
色彩心理に基づいて、カラープロデューサー今井志保子さんが監修されているそうです。
直観でドレスを選ぶだけで、自分に合ったつみたてNISAのファンドを見つけることができます。
それぞれのファンドが持つリスクや運用実績などを、色彩心理に基づいて色に反映しているので直感でドレスを選ぶだけで、自分にぴったりのファンドを見つけることができます。
デザインの元となるファンドは、全て「つみたてNISA」の対象商品。比較的リスクが抑えられたものが多いため、気軽に投資をはじめることができます。
ちなみに僕の結果です。
つみたて女子図鑑というのもありますので、ご参考に。
「運用商品が多すぎて選べない」のウソ
ちょっとお遊び的な感じで面白く、こういったアプローチも結構参考になるのではないでしょうか。
運用商品が多すぎると選べないという意見もあるようですが、全くそんなことありません。
ちょっとしたコツさえつかめば、とても簡単です。
運用商品を選ぶステップを2つに分けるとか、投資対象の資産ごとに色分けするとか、個人的には「ネクタイを選ぶように投資対象を色分けるする」と選びやすいと思っています。
動物占いや、個性心理学など、やってみると面白いし勉強になるものって結構ありますよね?
大真面目に遊んでみるというのも、楽しいと思います。
社労士さんなど、人事・教育・人材配置に強みのあるかたと、つみたてNISAやiDeCoの商品選びなどの投資教育とコラボさせるというのも面白いかもしれません。
また、勉強しないと投資はできない、してはいけないというのもウソです。
走りながら考える
最初から完璧を求めていたら何も達成できないまま、時は過ぎてしまいます。
僕の恩師のおひとりはよくこう言います。
30点で合格点!
最初は少額からで構いませんので、ちょっとずつ経験を積んで慣れていけば良いだけです。
楽しく長期国際分散投資をやっていくというのは、とても有意義なことになるでしょう。
あなたにとって、家族を守る、仕事を頑張る、ということのほうが大事なはずですから、資産形成程度のお話はサッサとクリアしてしまいましょうね!
人生有限、貯蓄無限
そのワクワクから、お金が湧く湧く