ファイナンシャルプランナー野原 亮

2020年 03月 10日

【ブラックスワン】無リスク資産をもってリスク資産を制す、積立投資エッセンス

こんにちは。FP相談ねっと認定FP、0円投資マスター・野原です。

NYダウ一時2000ドル超安 寄り付き直後に売買停止措置発動
※日本経済新聞 電子版 2020/3/10

日経平均株価だけでなく、あれだけ強かったNYダウですら、長期上昇トレンドがほぼ終了してしまったかのような事態となりました。

日本国内でいえば、マイナス成長転落下での消費増税、世界的には日中貿易摩擦などをものともしなかった、誰でも儲かる相場の終了なのかもしれません。

 

 

※出所:日経電子版「SmartChartPLUS」、日経平均株価©日本経済新聞社

 

チャートは月足なので、まだなんともいえない部分もありますが、これからが、積立投資家の本領発揮です。

コロナショックがニュースになりだしたころ、一時的な「需要の先送り」感程度であったものの、いまでは「需要の先細り」感に覆われつつあります。

フェイクなのかなんなのか判断しづらいキナ臭いニュースを見ながら「ブラックスワン」という言葉を思い浮かべました。

 

ブラック・スワン(黒い白鳥)

むかし西洋では、白鳥と言えば白いものと決まっていた。そのことを疑う者など一人もいなかった。ところがオーストラリア大陸の発見によって、かの地には黒い白鳥がいることがわかった。白鳥は白いという常識は、この新しい発見によって覆ってしまった。「ブラック・スワン」とは、この逸話に由来する。つまり、ほとんどありえない事象、誰も予想しなかった事象の意味である。
著者タレブによれば、「ブラック・スワン」には三つの特徴がある。一つは予測できないこと。二つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。そして三つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ、実際よりも偶然には見えなくなったり、最初からわかっていたような気にさせられたりすることだ。

 

我々は不確実性を前にすると、多かれ少なかれ、考えることをやめてしまいがちだ。
確かに、わからいことを考えてもしかたない。
脳の許容量を超えることを無駄に考える意味はない。
それはある意味、我々の脳にとっては生きる知恵でもあるわけです。

だからこそ、我々は淡々と毎月積立てしていけば良いのですが、なかなか初めからそんなことはできないかもしれません。

とはいえ、もう一度今回の世界株安を機に考えてみてほしいことがあります。

 

なぜ、長期の積立投資をしようと思ったの?

 

低金利時代だから、株とか投資信託(投信)とかのリスク資産で運用したほうが良い?
いや、そもそも、リスク資産へ投資する理由になってないし・・・

株式投資は、社会貢献であり、社会を応援すること?
株とか投信を買っても、そのお金はマーケットに流れるだけで、直接的には応援になってないしなぁ・・・だったら、その会社の商品・サービスを買ったほうが応援になるんじゃないか・・・

 

もっと強烈でブレることのない、長期投資をする理由を持っていなくて、はたして世界株安をうけて不安になる気持ちに勝てますか?

 

成長欲求への投資vs長期成長の否定

人間には欠乏欲求があると言われています。
パズルのピースのように、欠けているピースがあると、それを埋め合わせたくなるという本能的な感情です。

具体的によく例としてあげられるのが「マズローの欲求5段階(6段階)説」です。
まずは、まさに欠けているものを手に入れたいという「欠乏欲求」があり、それが満たされてくると、より高次の「成長欲求」が生まれてくるようです。

 

 

 

必ずしも低次の欲求が満たされないと、より高次の欲求を満たしたいと思えないというわけではなく、人によってそのバランスは変わってきます。
欠乏欲求が蛇口からお風呂に水を貯めるようなイメージだとすれば、成長欲求はホースでジャバジャバと、プールにあふれんばかりの水を貯めていくようなイメージです。

誰しも、過去より現在、現在より未来がより良くなってほしいと願いながら、日々の日常生活を送っていることでしょう。
このようなパワーがまさに、株式の成長の源泉となります。

このような自己成長を促す力が複数集まるとチームになります。
そしてこのチームが組織となり会社を作れば、立派な中小企業です。

中小企業がやがて上場すると、市場でその株式を売買できるようになります。
その市場には多くの企業が上場しており、多くの企業の株式を売買できます。

このような流れを描きながら、その株式は成長していきます。

株式を買うということは、その企業や地域・国を応援することだと良く言われたりしますが、実際は我々の投資したお金は、株式市場などのなかで売買されるだけです。
株価を買い支えるとい意味では、結果的に財務面なども含め、応援するということにはなりますが、額面通り受取ってしまうと、ちょっとニュアンスが違うのです。

さらに、世界中に株式市場は存在していて、各市場には、学生時代に学校で行っていたテストのクラス毎の平均値を表したような、代表的な指標(インデックス)が設定されています。
日本では日経平均(日経225)・東証株価指数(TOPIX)・JPX400、アメリカであればNYダウ・NASDAQ・S&P500などが有名です。

各国のインデックスの値動きに連動するように設計されたインデックス投信と呼ばれる投信を買うということは、各国の株式市場を通じて、その国の経済を間接的に買っているということだと思っていただいて良いでしょう。

世界中のインデックス投信を買うことは、現時点で可能な限り、地球全体に投資しているということになります。成長欲求のある我々のような人類が構成している、その企業や地域や国が今後も成長していくだろうという可能性を信じるということになります。

なので、人類の成長をイメージできない方は、無理に積立てによる長期投資をする必要はありません。
あるいは僕も大好きですが、チャートを使って、将来どうなろうと関係なく、トレンドについていくという方法もあります。

このようにして、個人の人間としての成長欲求に賭けるという発想で、世界中に投資することで、宇宙船地球号全体にも投資しているといっても過言ではありません。
このようなこの特徴をもって、人類の成長を信じる投資家にとっては、株式の成長性を表す値動きのイメージは常に右肩上がりになっていきます。

 

無リスク資産×リスク資産

運用部分をどうやって配分していくかには個人差が大きくなりますが、まとまった資金がない方や、これから投資経験を積まれていくような方は、無リスク資産:リスク資産=1:1が基本になります。
これを基準に、もっとリスクをとれるかたは、無リスク資産の比率を下げていけば良いでしょう。

 

銀行に預けても増えない・・一般投資家がすぐにできる低リスク投資とは?

究極のバランスファンドを構築しよう!

 

無リスク資産は、「預貯金」「日本国債」「為替ヘッジ付先進国債券」などのことで「安全資産」とも呼ばれます。

預貯金については「ペイオフ」という制度があり、1金融機関1預金者あたり、元本1,000万円までとその利息等が保護対象となりますし、国債は日本において最も安全性の高い資産となっています。
為替の影響を極力排除した為替ヘッジ付先進国債券も、基本的には日本国債と同様です。

家計の状況などに合わせて、この2つの資産のバランスをとっていくだけで、プロでなくてもちゃんとした資産運用が可能になります。

例えば先進国に投資している、株式型と債券型(為替ヘッジあり)の直近3年間の、基準価額(投信の値段)の推移を、楽天証券中のWEBサイトで比較してみましょう。

 

●たわらノーロード 先進国株式

 

●たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>

 

そして、この2つをくっつけてみます。(上段:先進国株式、下段:為替ヘッジ付先進国債券)

 

 

それなりに違う動きをしているのが、なんとなくわかると思います。
これが分散効果です。

 

うまくいけば、理想的なスイッチング(A商品を売ってB商品を買うという乗り換え)につなげていくことも可能です。
理想的というのは、売却する商品が含み益の状態で、次に買う商品に乗り換えができる状態のことです。

 

たまたまうまくいけば、●●ショックであっても資産を増やすことができたりもします。
ただ分散投資しているだけなのに、最悪なマーケット環境でも特に気にすることがなくなります。

 

消去法的に、これ以上の、楽チンで効率の悪くない、資産形成の方法が他にあるでしょうか?

 

このように、あまり考えずともちゃんと分散して積立てし続けるだけでも良いのです。
コロナショックなどのイベントが発生し、ログインしていただくとリアルにわかると思います。

☑ 長期の積立投資をする強烈なモチベーション
☑ 無リスク資産とリスク資産への分散

テクニックなんて特に必要ないんです。
これら2つだけでも、まずはしっかりベースとしていただきたいと思います。

 

貯蓄が安定すればさらに仕事に集中できる

収入が安定すると、日常に余裕が生まれます。
貯蓄が安定すると、将来の不安が軽減されます。
将来の不安が少なくなると、目先の仕事に集中できます。
仕事に集中できると、より多く稼げるようになります。
多く稼げると、より多く貯蓄できるようになります。

こんな、好循環のイメージをもっていただきたいです。

きっとご自身のビジネス以上に、広く世界中のビジネスに分散投資されたあなたの資産のほうが、結局はより安定しているはずです。

コロナショックは確かに強烈でした。
個人的にはリーマンショックよりヒドいと感じました。

それでも、
ちゃんと基本を実行するだけで、ノウハウはほとんど必要ありません。

 

守破離(しゅはり) ※以下、Wikipediaより抜粋

日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修業における過程を示したもの。
日本において芸事の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想で、そのプロセスを「」「」「」の3段階で表している。

もとは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある、「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」を引用したものとされている。

修業に際して、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修業が始まる。

師匠の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含めそれらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。

さらに鍛錬・修業を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができる。このようにして新たな流派が生まれるのである。

本を忘るな」とあるとおり、教えを破り離れたとしても根源の精神を見失ってはならないということが重要であり、基本の型を会得しないままにいきなり個性や独創性を求めるのはいわゆる「形無し」である。

無着成恭は「型がある人間が型を破ると『型破り』、型がない人間が型を破ったら『形無し』」と語っており、これは十八代目中村勘三郎の座右の銘「型があるから型破り、型が無ければ形無し」としても知られる。

個人のスキルを表すため、茶道、武道、芸術等、あるいはスポーツや仕事等々において様々な成長のプロセスに用いることが出来、以下のように当てはめることができる。

守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前)~自律的に作業を遂行できる(1人前)
破:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)
離:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)

 

僕らのようなファイナンシャルプランナーは、資産運用法を教えているのではありません。
資産運用を通じて、あなたの人生を生きる道を、ちょっとだけガイドさせていたたいているだけです。

コロナショックのような大きな出来事を、ぜひ前向きにあなたの人生に活かしてください!

 

 

 

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