野原 亮

【コロナショック】積立投資家が積立てを継続するために必要な、たった1つのこと

こんにちは。FP相談ねっと認定FP、0円投資マスター・野原です。

 

積立投資を始めたばかりのかたや、まだ数年程度の方は、今回のコロナ・ショックで恐怖を感じたかたもいらっしゃるかもしれません。

 

僕は、2001年の世界同時多発テロ~今回まで、当事者として急落を経験してきましたが、
その間、大失敗したことは1度だけではありませんでした。

そこで得た経験は、いま大いに役に立っており、
誰でもできる積立方法しか行っておりませんが、投資信託の残高はコロナ・ショック以前より逆に増えています。

 

いったいなぜでしょうか?

 

それは、安全資産と下落リスクヘッジがきちんとできているからです。
具体的には、2点のポイントがあります。

☑ 安全資産としては、為替ヘッジ付先進国債券をちゃんと保有していたこと。
☑ 下落リスクヘッジとしては、ベア型投信を保有していたこと。
 

【メディア実績】ファイナンシャルフィールド『銀行に預けても増えない・・一般投資家がすぐにできる低リスク投資とは?』

 

【メディア実績】ライフプランnavi『相場の上昇・下落を見極めて効率的に利益をあげる!ブル・ベア型ファンド』

 

これは、長年の投資経験から、投資信託について僕自身が採用している方法というだけで、
積立方法に正解はないので、皆さんにオススメするわけではありませんが、何かの参考にしていただけるかもしれません。

毎月一定額を積立てる(ドルコスト平均法)投資スタイルと、
まとまったお金を、一括で株式や投資信託などで運用する投資スタイルとでは、投資手法が異なります。

 

積立投資は、そもそもそれ自体がリスクヘッジになっていますので、基本的にマーケット環境に左右されません。

<積立投資関連のまとめ記事>

【メディア実績】ファイナンシャルフィールド『買っても買ってもマイナスが減らない!積立投資はどうする?』

 

一方、まとまったお金を一括で運用する場合は、それなりにリスク管理する必要があります。
損切りするか、下落に備えたポジションを保有しておかないと、想定以上に大きな損失を出してしまう可能性もあります。

 

これを混同してしまうと、のちのち間違いの元になりますので、
今回は積立投資家として、保有資産の暴落・急落に対して備えておくべきことをご紹介いたします。

 

●●ショックで積立投資家が陥りやすい感情と対策

 

1、急に不安になる

長期投資や積立投資の本質を勉強し、なぜ積立てしているのかをもう一度再確認してください。低金利だから運用したほうが良いとか、社会貢献のために投資したほうが良い、という程度の理由しかもっていないと、大きな下落には耐えられないでしょう。多くのショックを乗り越えた結果、積立投資という手法にたどりついた諸先輩方などの意見はWEB上で見ることができます。参考にしてみてください。

 

2、急に予想屋になる

何ら根拠もないのに、憶測や自分に都合の良い解釈でそろそろ下げ止まるかもしれないとか、もっと下がるかもしれないと判断してしまうと危険です。積立額を急に増やしたり、急に減らしたり、感情的に動いてはいけません。チャートなど客観的な材料を活用するようにしてください。毎月積立てることは決まっているわけですから、いつ買ってもそんなに差は出ません。どんな相場環境でも、機械的に毎月一定額を買うことに慣れましょう。

 

3、急に興奮する

これはどちらかというと僕のような相場好きなタイプです。急落するとついつい反転を狙って、ドカっと買いたくなったり、積立額を一気に増やして儲けてやろうという感情が湧いてくるタイプです。もっと下がった場合には後悔しますから、積立て過ぎには注意しましょう。ブル型投信や、最近流行りのレバレッジ型投信などを活用して、気持ちを落ち着かせるという方法もあります。

 

4、ログインすらしない

もっと経済に関心を持ちましょう。会社の業績や自分の給料、退職金にも関係してくるのが経済の動きです。あるいは、キャッシュリッチな経営者のかただと、また異なったパターンになります。ドルコスト平均法による積立てが消去法的に有効な投資法だと理解されている方も多いので、ログインする必要性を感じていないというケースも実際にあります。それはそれで素晴らしいことですが、少しはログインしてみてくださいというお願いみたいになっちゃいますね。

 

イベントが発生したら、ログイン&リバランスの検討を

僕のブログは、相場が下落するとアクセスがアップします。
相場が上昇してもアクセスがアップします。

だいたい毎回、アクセスが増える記事も決まっています。

積立投資は、始める前から答えはほぼ決まっていますが、
それを忠実に実行できる人は案外少ないものです。

リバランスって、●年に1回やるとか、●%変化したら1回やるとか、
正解はないものの、セオリーは一応存在しています。

ただ、僕自身はこれらのやり方は効果的ではあるものの、あまり意味がないと感じています。

 

なので、第3の方法としてオススメしているのが、
何か経済的にインパクトのあるイベントが発生したら口座にログインし、場合によってはリバランスをしていただくことです。

運用資産全体から見れば、今回のコロナ・ショックは思ったより影響ないかたも多いとは思いますが、
良いきっかけにはなると思います。

また、こんな時ほど「0円投資」で積立投資デビューをしてほしいですね。

 

積立投資家が積立てを継続するために必要な、たった1つのこと。

それは、、、ログインすることでした。

 

 

 

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