こんにちは。
どの投資信託が使えるかリサーチするために、身銭をきって数十本以上も保有・保有していた、野原です。
「ファイナンシャルフィールド」さんにて記事が掲載されてましたのでご報告です。
投資信託の運用商品、「多すぎて選べない」となるのはなぜ?
Yahoo!ニュースにも掲載されました。
なぜ商品数が多いことが「選べない」ことにつながってしまうのでしょうか?
それは、想定以上に進まない「貯蓄から投資へ」(※)という大テーマを、より推進するための詭弁です。
資産配分を決める際に、単純に商品数が多いことは確かに投資家を混乱させる要因になるでしょう。
とりあえずやってみたいという気が萎えてしまいますからね。
とはいえ、
一般の投資信託であれば、取扱本数の多い金融機関で3,000本弱。確定拠出年金であれば、取扱本数の多い運営管理機関で35本以上。
この中から数本だけを選択するというアプローチは、一般のかたからすればどう考えても非効率的・非現実的であり、運用のプロやFPであってもそんなことはしません。
これは、
「運用商品が多いから選べない」というわかりやすいドミナント・ストーリー(思い込みの物語)が存在していたほうが、投資人口を増やすのに好都合だからです。
わかりやすくないと「とりあえずやってみようかな」と思えないので、預貯金から投資信託へ、家計がシフトしていかないのです。
※「貯蓄から投資へ」という言葉は果たして正しいのか?
貯蓄・・・利益を生み出す資産(株式・不動産・債券・投資信託)などを貯める、蓄えるという単純な行為。
投資・・・金融においては、資金や資産をある対象に投じること。この2つを比べるときっと「?」となると思います。
政府が言いたいのは、「リスクをとらない貯金から、リスクをとる資産運用へシフトし、社会にお金を循環させること」だと想定されるので、個人的には「貯金から貯蓄へ」あるいは「貯金から投資へ」ということでしょう。
もっというと、きちんと管理された投資のことを「資産運用」と呼ぶので、「貯金から資産運用へ」というのが正しいと思っています。
最近流行りの「資産形成」とは、ギャンブルと誤解されがちな「資産運用」を、その初期段階において別の表現をすることでオブラートにつつんでいるので、やはり「貯金から資産運用へ」ということになるでしょう。
発想の転換が常に必要だし、面白い!
悩み事や解決できるイメージがなかなかつかめない時は、発想を変えてみると糸口が見つかるかもしれません。
ドミナント・ストーリー(思込みの物語)とは別の物語「オルタナティブ・ストーリー(代替の物語)」をつくってあげるのです。
つまり、
商品数が多すぎて選べないのであれば、商品数を少なくしたらどうでしょうか?
いったんまずは「どの商品を選ぶか?」ということは忘れ、
運用対象地域・資産を選ぶ・・・国際分散投資の資産配分を決める
運用商品を選ぶことより、もっと大事なことです。
自分の日常の生活スタイルや経済状況などに直結する話だからです。
特に資産配分は「運用成果の9割を決める」という人もいるくらいです。
この2点に集中してみると、あとは簡単です。
さぁ、あなたならどうする!?
人生有限、貯蓄無限
そのワクワクから、お金が湧く湧く