青山 創星

玉手箱の創り方(続々々々々)

こんにちは、青山創星です。

前回は、
こんなことをお話ししました。

「世界標準の投資法」は
天気予報に似ていて
将来を予測できる。

しかし、
将来の天気を変えることは出来ないが、
世界標準の投資法では
将来のリターンの確率を
変えることができる。

きょうは、
確定拠出年金という制度に
最初から内蔵されている
面白い仕組みについて
お話ししましょう。

定額積立てという仕組みです。

ドルコスト平均法と呼ばれている
積み立ての方法です。

毎月一定の金額(例えば5万円)
で買えるだけの投資信託を買っていく
という投資法です。

このようにすると
一体何が起こるのでしょうか?

一口の金額が1万円であれば
5万円で5口買えます。

一口の金額が5千円になれば
5万円で10口買えます。

トータルで
10万円で15口買えたことになります。
つまり一口当たり6,666円。

1万円の時に10万円を
全部投資していたら
10口しか買えませんでした。
つまり一口当たり10,000円。

ドルコスト平均法で投資すると
平均単価が下がると
一般的に言われているのは
このためです。

しかし、
当たり前のことなのですが
最初一口1万円だったけれど
その後2万円になったとしたら
平均単価は高くなります。

一口1万円の時には
5万円で5口、
一口2万円の時には
5万円で2.5口。

トータルでは
10万円で7.5口
買えたことになります。
つまり、一口当たり13,333円。

1万円の時に10万円を
全部投資していたら
10口買えました。
つまり、一口当たり10,000円。

ドルコスト平均法で投資したために
平均単価が上がってしまいました。

あたりまえのことです。

定額で買っていくと、
値段が下がっていくときには
平均単価は下がるけれど、
逆に
値段が上がっていくときには
平均単価が上がるのです。

しかし、
現代ポートフォリオ理論の
基礎にある考え方は、
連続複利収益率は
正規分布する
ということです。

そして、その前提は
株価(投資信託の価格)のようなものは
ランダムウォークする
(上がる確率も下がる確率の1/2)
ということです。

ということは、
ドルコスト平均法で投資すると
平均単価が下がるというのは
誤っているということになります。

純粋理論的には、
相場が長期的に見て上昇トレンドにある
と考えるなら有利な投資法
といえるでしょう。

ここ迄の話を聞くと、
なーんだ
定額積立ては
メリットないんだ、
と思われるかもしれません。

しかし、
そうではないのです。

定額積立てには
大きなメリットがあるのです。

心理的なメリットです。

まず、
給料天引きでの
積立なので
ほとんど意識することなく
貯めて行けるのです。

毎月5万円ずつ給与天引きで
積み立てれば、
元本だけで
30年後に1,800万円
になっています。

そして、
定額積立なので
価格が下がっているときは
平均単価が下がっていくので
心理的に楽です。

価格が下がるときは
自分思っている資産の価値が
下がっていくので
普通は損をしていて
いやな気分になります。

しかし、
定額積立の場合は、
一口当たりの平均単価が
安くなり
たくさんの口数が買
えるようになります。

将来価格が上がれば
この時に仕入れた
たくさんの口数が
大きな金額に膨らむことが
期待できます。

つまり、
価格が下がっていても
つらさをあまり感じなくて
すみます。

同時に
平均単価がどうなっているのか
簡単に計算できません。

そのため、
さらに
自分の意識から
外れていくことになります。

このように
定額積立は
心理的な面では
大きなメリットがあるのです。

投資において
心理的な側面は
非常に大きな影響力が
あります。

特に、
自分のビジネスに
集中しなければならない
一人社長にとっては、
ほとんど何も気にしなくていい
確定拠出年金での
積立というのは
非常に大きな
メリットがあるといえます。

 

 

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