ご覧の皆さま、こんにちは。
年金というフィールドで、相談業務、教育研修、制作(執筆・編集等)、調査研究という4領域で活動中、年金のポリバレント・井内(いのうち)です(※ポリバレントとは、サッカーで複数のポジションをこなせる選手として使われている言葉です。)。
今回は調査研究活動に関する内容です。
昨年、製本・刊行されました日本年金学会誌(日本年金学会編)第39号で「老齢年金の繰下げ受給の在り方-遺族厚生年金の受給権がある場合-」を執筆しました。
こちらの論文がJ-STAGEにてインターネット上でも一般公開され、ご覧いただけることになりました。
www.jstage.jst.go.jp/article/nenkingakkaishi/39/0/39_4/_article/-char/ja
65歳になった当時、遺族年金の受給権があると、現行制度上は老齢基礎年金、老齢厚生年金、いずれも繰下げ受給はできませんが、これに対する1つの考えを本論文で提示しています。
高齢期の働き方、年金受給については、現在の年金制度ができた1986年当時と今とではまた変わってきています。繰下げ受給自体は来年より75歳まで拡大されることになっていますが、将来的に遺族年金制度の見直しも行われる時が来るのではないか、と考えております。
個々の人によって年金の記録は異なり、受給する年金の種類や受給額も異なります。普段の年金業務で感じたこと、むしろ現場でしか感じられないことを元に、今後の年金制度について何かしら案やアイデアを提示し続けられるようになれればと思っています。
なお、余談ではありますが、本論文作成の元となった一昨年の研究発表をきっかけとして、私は「FP相談ねっと」のメンバーとなりました。
【これまでの実績】——————-●個別相談、金融機関の相談会等含め年金相談は合計4000件以上経験、●教育研修は地方自治体職員向け、年金事務担当者向け、社会保険労務士向け、FP向け、社会人1年生向けなど。㈱服部年金企画講師。●執筆は通算250本以上!『週刊社会保障』の「スキルアップ年金相談」(法研様)、「東洋経済オンライン」(東洋経済新報社様)、「Finasee(フィナシー)」(想研様)、「ファイナンシャルフィールド」(ブレイクメディア様)、月刊『企業年金』の「知って得!公的年金&マネープラン」(企業年金連合会様)。●調査研究活動は研究論文「老齢年金の繰下げ受給の在り方-遺族厚生年金の受給権がある場合-」(日本年金学会編『日本年金学会誌第39号』)など。●取材協力先として扶桑社様、日本経済新聞社様。●その他、動画「人生とお金の悩みを解決!たった5分のお金の学校」、Clubhouseルーム「【FP井内】いのっち公的年金語り部屋」に出演。
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