ご覧の皆さま、こんにちは。
FP相談ねっと・五十嵐(いがらし)です。
Finaseeの『マネーの人間ドラマ』で「繰下げ待機の意外な結末」【前編】【後編】が掲載されました。
【前編】「『たくさん働いて保険料も払ってきたのに』繰下げ待機中に亡くなった叔母の年金はどうなる? 姪の疑問に年金事務所が伝えたこと」
【後編】「『700万円を私が受け取れるなんて…』年金未受給のまま他界した叔母から姪へ、意外な形で残されたお金」
今回は繰下げ待機と未支給年金という2つの論点が含まれた記事となります。
65歳以降引き続き働いていることを理由に繰下げ受給を考え、65歳以降の老齢基礎年金や老齢厚生年金をまだ受給していない人もいることでしょう。
その繰下げ待機している状態、つまり年金の受け取りを保留している状態で亡くなった場合はその遺族に未支給年金として支給されます。
その際、65歳開始の額、つまり繰下げ増額のない額で65歳に遡って計算され、支給されます。
死亡当時から65歳まで数年さかのぼる場合だと、未支給年金が数百万円に上るケースもあります。
未支給年金を請求できる遺族には3親等内の親族まで含まれています(2014年4月改正)。
3親等の人は請求できる遺族としての優先順位は低いものの、亡くなった人の甥や姪が請求できるケースがあります。
年金受給中の親族が亡くなった際は誰が未支給年金を請求できるかを確認し、請求できる人は忘れずに請求しましょう。
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【FP相談ねっと・五十嵐義典 これまでの実績】
●FP個別相談、金融機関の相談会等含め年金相談は合計6000件以上経験。
●教育研修は地方自治体職員向け、年金事務担当者向け、企業年金基金担当者向け、社会保険労務士向け、FP向け、社会人1年生向け、大学生向けなど。㈱服部年金企画講師。
●執筆は通算550本以上!『週刊社会保障』(「スキルアップ年金相談」「年金相談のトビラ」、法研様)、月刊『企業年金』(「知って得!公的年金&マネープラン」、企業年金連合会様)、『企業年金総合プランナー』(「ブラッシュアップシリーズ」、日本商工会議所様)、『ALPS』(「家庭経済 ECONOMY」、地域社会ライフプラン協会様)「東洋経済オンライン」(東洋経済新報社様)、「MONEY PLUS」(マネーフォワード様)、「Finasee(フィナシー)」(想研様)、「現代ビジネス」(講談社様)、「THE GOLD ONLINE」「THE GOLD 60」「資産形成ゴールドオンライン」(幻冬舎ゴールドオンライン様)、「あなたのお金と暮らしのそばに。ハマシェルジュ」(横浜銀行様)、「よるかぶラボ」(ジャパンネクスト証券様)、「ファイナンシャルフィールド」(ブレイクメディア様)、「セゾンのくらし大研究」(セゾンファンデックス様)。その他監修本・著書として、FUSOSHA MOOK『定年前後に得するお金の手続き』(扶桑社様・共同監修)、『50代からの戻るお金・もらえるお金』(ワン・パブリッシング様・共同監修)、『DCプランナー1級合格対策問題集』『DCプランナー2級合格対策問題集』(経営企画出版・共著)。
●取材協力先は『日本経済新聞』『日経ヴェリタス』(日本経済新聞社様)、『読売新聞』(読売新聞東京本社様)、『プレジデント』(プレジデント社様)、『女性自身』(光文社様)、『SPA!』(扶桑社様)、『日経スペシャル 人生100年時代 マネーのまなび』(BSテレビ東京様)。その他「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日様)放送用資料提供、「公的年金制度入門」(アフラック様)動画出演。
●調査研究活動は研究論文「老齢年金の繰下げ受給の在り方-遺族厚生年金の受給権がある場合-」(日本年金学会編『日本年金学会誌第39号』)など。日本年金学会会員。