三原 由紀

企業型DC、10年以上の運用実績どうなった?

2004年、企業型DCに加入

はじめまして、

このたび確定拠出年金相談ねっと認定FPとなりました千葉県市川の三原由紀です。

プロフィールはコチラです。

 

確定拠出年金(iDeCoなど)に興味あるけど、こんな不安はありませんか?

  • 確定拠出年金の運用ってぶっちゃけどうなの?
  • 投資は興味あるけど、元本保証じゃない商品で運用するのって不安..

自分の大切な老後のお金の運用ですから、損をしたら怖いですよね。その気持ちよくわかります。

そんな不安をお持ちの方に、13年余り確定拠出年金で運用している我が家の状況をお話したいと思います。

 

企業型確定拠出年金スタートして13年、運用は?

 

我が家は夫の会社の退職金制度に401K(企業型確定拠出年金)が導入されたことにより強制的に始めることになってしまいました。

今から14年前の2004年9月のことでした。

運用商品について、夫婦で話し合い、アクティブ型の投資信託と99.9%元本確保の積立傷害保険を各50%で運用していました。

私自身、大学卒業後、社会人となった頃より海外の国債や株式の取引をしていたこともあり、積極的な運用をしたいと元本変動型の運用商品を取り入れ、とりあえずスタートしました。

2005年に小泉政権が誕生したこともあり、株式相場は上昇して運用パフォーマンス1年目の利回り26%に!

その後、ジェットコースターを降りるように株式相場の下降とともにパフォーマンスはほぼマイナスと少しのプラスの動きで推移していきました。

この13年間、株式相場に影響を与えた出来事を挙げてみました。

  • 2005年8月 小泉政権誕生(↑)
  • 2006年1月 ライブドアショック(↓)
  • 2008年9月 リーマンショック(↓)
  • 2011年3月 東日本大震災(↓)
  • 2012年11月 アベノミクス相場(↑)
  • 2015年8月 チャイナショック(↓)

運用商品は2014年に積立傷害保険の資産分を売却、毎月の拠出金と積立資産分を100%投資信託に変更しました。

資産残高はほぼ株式相場の動きと同じように推移しました。

その結果、2004年8月から2018年2月までの13年7ヶ月の運用利回りは5.3%

マイナスからプラスへは運用開始8年4ヶ月後

運用開始後、小泉改革でプラスとなったものの、リーマンショックなどの大きなマイナス要因もあり、恐ろしくなるほどのマイナスが数年続きました。

運用利回りがプラスになった転換点は2013年1月(上図の赤い矢印)、実に運用開始から8年4ヶ月後です。グラフのグレーが拠出額の累計、グリーンが資産金額です。

100年に一度の大暴落と言われたリーマンショックもありましたが、確定拠出年金制度のメリットと言われる長期の積立投資の効果を実感しました。

長期の積立投資のメリットには、以下のものが挙げられます。

1)少額から投資ができること

2)購入のタイミングを分散できること

3)自動的に投資できること

リーマンショック級の大暴落で一時的に資産が減ったとしても、長期で運用し、その後相場が回復すればプラスになるということがわかれば不安なく始めることができるのかな、とお伝えしたく我が家のリアルデータをお恥ずかしながら公開しました。

少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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