こんにちは。
千葉(市川)の確定拠出年金相談ねっと認定FPの三原由紀です。
異例の台風の通過でしたが、伊豆や熱海の高潮被害、怖かったですね。
豪雨災害に遭われた地域がこれ以上の被害を受けませんように。
最近は、日本中、異常気象でどこで災害が起こっても不思議ではないですよね。
特に、新築したばかりの自宅が全壊、などのニュースを目にするととても他人事とは思えません。
ローンの支払いどうするんだろう?と思う方も多いかと思います。
このような災害で被災した場合「被災ローン減免制度」があるのを知っていますか?
「被災ローン減免制度」とは?
災害で被害に遭った時に住宅ローンなど借り入れがある場合、返済するのは厳しいものがあります。
特にローン返済中の自宅が被災して住めなくなってしまった、心機一転生活を立て直したいと思っても住めない自宅のローン返済があったとしたら。。
考えるだけで恐ろしくなりますが、実は東日本大震災ではこのような状況に置かれた方がたくさんいました。
そこで国によって作られたのが被災者のローンを減免する制度です。
制度の仕組みを簡単に説明すると、ローン返済中の金融機関の同意を得ることができればローン返済を免除してもらえる制度です。
通常、ローン返済は免除とならないので自己破産などで清算、一定期間その情報が金融機関に残るため新たなローンを借りることもできないため、生活を再建することは厳しい状況になります。この制度を利用すると、生活再建のため最大500万円の蓄えを手元に残した上でローン返済を免除してもらえるので新たなスタートが切りやすいと期待されています。
詳しくは、政府広報オンライン「個人債務者の私的整理に関するガイドライン」(いわゆる、被災ローン減免制度)に制度について書かれているので読んでみてくださいね。
金融機関と弁護士のサポートが必要となりますが、このような制度がある、と知っておくだけで心強くなりますよね。
このような国の制度は全て申請主義です。知っていなければ制度を利用することもできません。
自分や大切な家族の生活を守るのは自分しかありません。
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