小川 洋平

貯金するだけで毎年30万円お得になる?!

こんにちは(^^)

経営者の理想を実現する資産形成のプロ、ファイナンシャルプランナーの小川です。

「貯金するだけで毎年30万円お得!」

こんな方法、あなたはご存じでしょうか?

これは個人事業主の方が使うことができるお得な制度を使うことで可能なのです。

お金を貯めるだけで毎年これだけお得になったら、あなたはどう思いますか?

これは毎月約14万円程度掛け金を払った場合ですが、毎月それだけ貯金することでその都度2.5万円以上お得になるということになります。

この超低金利時代になぜ貯めているだけでこれだけの大きなリターンを得られるのでしょうか?

どのような制度を使うとこのようなことが可能なのでしょうか??

個人事業主の味方、小規模企業共済

中小機構HP 小規模企業共済

www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/index.html

この制度は簡単に言うと、個人事業主のための退職金制度です。

 (一定規模を満たす小規模法人経営者も対象となる)

原則として、事業を廃業した場合や65歳以上になった場合に積み立てたお金を「共済金」として受け取ることができます。

そして、この制度を利用すると掛け金は全額が税金の控除対象となります。

小規模企業共済は月額1,000円~70,000円まで掛金を自分の好きな金額で掛けることができ、最大で年間84万円を掛けることができます。

これが貯蓄しているだけでお得になるという理由で、所得税、住民税が安くなるという効果があります。

ですので、税理士さんでもこの制度を紹介される方もいます。

また、この制度には売上の減少など経営がピンチのときには自分の掛け金から貸し付けを受けることができます。

安定した給料をもらえるわけではなく、経営のお金の不安を抱える個人事業主にとって、税金は安くなるし経営のピンチにも備えられる、大きなメリットのある制度と言えるでしょう。

しかし、そんな小規模企業共済にも弱点があり、それが「インフレリスク」です。

インフレリスクについては過去にコラムを書いていますのでこちらをご参考に↓

将来のお金は「増やす」ことを意識する

小規模企業共済の場合、中小機構の運用によりそのときの利回りが変わってきます。

このように、運用資産の約85%が「国内債券」という、ローリスク・ローリターンな資産で運用されています。

ですので、安定的な運用となっているのですが、仮に20年間お金を預けておいても10%程度のプラスにしかなりません。

ですので、遠い将来の資金を貯めるお金としては「インフレリスク」によってせっかく積み立てた資産が事実上損をしてしまう可能性があります。

小規模企業共済の税制を使いながらインフレに強いiDeCo

では、そんな「インフレリスク」から将来の生活資金を守ることができる制度がiDeCoです。

iDeCoは個人事業主の場合、最大で68,000円まで掛けることができ、小規模企業共済と併用することも可能です。

iDeCoは小規模企業共済のように誰かが決めた運用配分ではなく、投資信託等を自分で選び、自分で決めた運用の成果を返してくれます。

なので、小規模企業共済のように「インフレに弱い運用」ではなく「インフレに強い運用」が可能です。

しかも、小規模企業共済の70,000円と、iDeCoの68,000円を合計して毎月138,000円、年間で1,656,000円まで掛金を掛けることができます。

ただし、そんなiDeCoにも弱点があります。

iDeCoの弱点とは、60歳まで使えないお金になるということです。

ですので、経営がピンチになってもiDeCoは60歳になるまでは役に立ってくれません・・・。

で、結局どっちがいいの?!

と、ここまで読んでいただいた方はこのように思われた方も多いでしょう。

これ、要は「目的による」ということです。

その人のお金の目的や使い方により、どちらが適しているかは異なります。

そして、個人事業主の方の場合、意識すべきは「会社員や法人経営者に比べ公的年金が少ない」ということです。

公的年金が少ない個人事業主が、これらの制度をどのように活用し、どのような戦略で選んでいけばよいのか・・・

そんなコツを、下記のセミナーにて解説致します!

イベントページURL↓

www.kokuchpro.com/event/1c041ff3560491e442051f88f584e273/

お得にお金を貯めたい個人事業主の方、この機会にお得なお金の貯め方、そしてご自分の将来について考えてみていただければと思います。

新潟県三条市での開催になりますが、リアルとオンラインのハイブリッドで行いますので、全国どこからでもご参加いただけます。