こんにちは、福岡の確定拠出年金相談ねっと
認定FPの末次ゆうじです。
最強の老後資金作り
iDeCo(個人型確定拠出年金)の始め方
Vol.17です。
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さて、前回はイデコを始める場合の
4つのポイントを見てきました。
- 毎月の口座管理手数料が安い
- 運用商品のライナップに魅力がある(数は関係ない)
- 投資信託で運用する時にかかるコスト(信託報酬)が安い
- WEBなど利便性のサービスがいい
あくまでもご自身にとって適正な金融機関を選ぶことが重要
ということだったよね。
イデコは、個人型なので自分で口座を作って、自分に意思で始める
のが普通なんだけど、会社員の人が始める場合は、会社で証明書を
書いてもらう必要があるんですね。
正式には、「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」
っていう書類になりますが、会社で書いてもらう書類と覚えておけば
いいかなと思います。
これって、なぜ必要?
イデコの場合、職業や会社内に企業年金制度があるか、ないかで
毎月の拠出限度額が変わるためです。
会社に企業年金制度がない場合→月額23,000円まで拠出可能
会社に企業年金制度がある場合→月額12,000円まで拠出可能(2016年の法改正で変わりました)
会社で書いてもらう証明書は、総務経理など担当部署に依頼すれば
対応してくれます。
最近では、個人型でイデコの口座をつくる方が増えてきましたが
確定拠出型年金って
個人型のイデコと企業型(愛称なし)と2つのタイプ がありましたよね。
で、今回は愛称がない企業型の話になります。
企業型確定拠出型年金(企業型DC・選択制DC)
企業型は、会社の企業年金の制度の一つで福利厚生制度として
会社が採用・運営してくれる制度になります。
だから、個人が企業型に加入したいと思っても
会社に制度があるか、または新たに制度をつくらないと
加入できません。
個人型も企業型も基本の中身は同じです。
もちろん年金資産を運用・管理していくのは個人個人です。
あくまでも自己責任で元本より減らないように運用して
いくことは同じです。
企業型の制度は、会社の制度なので従業員さんから見れば
ないよりはあった方がいいと思いますよね。
また個人型のイデコ以上にメリットもあるんです。
企業型の中身は3つです。
- 会社が掛け金を出してくれる (会社負担)
- 会社も出してくれて個人でも出せる (会社負担+個人)
- 会社は出さないけど個人で出せる (個人)
この個人が出せるという制度設計の一つに
選択制というものがあります。
老後のために社内積立をするか? しないか? を選択できます。
企業型の設計は、規約等で会社独自の制度にもなりえるので
詳細は確認することが必要にはなります。
個人型のイデコと比べたら場合のメリット
・毎月の手数料は会社が負担してくれる
・掛け金の上限が55,000円になる(規定で異なります)
・65歳まで拠出可能になる(規定で異なります)
・会社内で定期的に研修や説明会などがあり、個人的にも相談できる
(会社によって異なります)
・手続きなど担当者に相談できるので安心
個人型のイデコと比べた場合のデメリット
・個人負担の掛金の停止ができない
(会社規定の最低掛金は拠出する必要があります)
とまあ、個人型にはないメリットが増えるんですね。
ですから、この企業型に加入できる方はいいですよね~。
もし、企業型はないという方
もしかしたら社長が納得してくれて、会社で企業型を導入
することもできますよ。
社長(先生) うちの会社(クリニック)にも
企業型確定拠出年金(企業型DC)を
入れてくださ~いよ
とお願してみてください。
60歳未満の社長さん(院長先生)本人も加入出来ますので
皆が喜ぶ社内の福利厚生度にすることも可能ですよ。
10人集まれば無料でコラボセミナーなど
会社でのセミナーなどにご検討くださいね。
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セミナーでお会いしましょう!
つづく
末次 ゆうじ
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