確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております
以下の記事がベストアンサーに選ばれました
chiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_ogweh
【質問】
住宅ローンの繰り上げ返済と個人型確定拠出年金の優先順位について聞かせてください。
自分は現在住宅ローンを抱えています(年利1.58%で60歳完済、57歳の時点から変動になります)。
何度か繰り上げ返済やローンの借り換えをして定年までに完済できる目途がついたので
老後の資金形成も視野に入れて確定拠出年金(投資信託含む)を始めようと思い資料請求したり
していたのですが、このまま繰り上げ返済に専念した方がいいのか?という考えも出てきました。
それでいろいろ調べたのですが、
①まずはローン返済をしたほうがノーリスクで利益が出るからローンの繰り上げを優先すべき
②ローンの早期完済を目指して完済してから老後資金を形成すると限られた短い年数で形成しなければならないから資産形成とローン返済はある程度切り離すべき
③企業型確定拠出年金は運用益非課税で節税にもなるが、リスクもついてまわる。かといって定期預金の比重ばかり重くすると運用益非課税のうま味がなくなるからある程度リスク資産を組み入れた方がいい
と、色々な意見がありました。
ローン返済が優先、ローン返済と確定拠出年金の併用と意見があるようですが、正直どれがベストの選択かわからなくなってしまいました。
私の職場は退職金が期待できないのでそれに代わるものとしての役割を確定拠出年金に期待しているのですが、
このまま確定拠出年金に回す資金を繰り上げ返済に充て続けて早期完済を目指して完済後に老後資産形成に励むか、確定拠出年金をしながらローンの繰り上げ返済は余裕があったらやるか。。。
計算してみたところ、リターンとしては繰り上げ返済の方が大きいようです。
しかし、教育費の確保などライフプランを考えるとどんなにがんばっても55~57歳までの短縮が限界で、数年での資産形成という時間的な制約が気になっています。
一方確定拠出年金だと残り21年という時間を味方につけられるので長期投資視点での元本割れリスクの低減はしやすいと思います。元々リスクを嫌う性質なので株式クラスは組み入れても3~4割程度。50歳になったらさらに減らすかと思いますが、性格的に二の足を踏んでしまう面も正直あります。
おそらく価値観的や考え方次第な側面もあるかと思いますが、私の視野が狭くなっているとも考えられるので客観的な意見をいただければと思い、書き込ませてもらいました。
よろしくお願いします。
長々と失礼しました。
補足住宅ローン控除はあと7年残ってます。
但し所得税はゼロになっておらず、確定拠出年金で上限いっぱいまで積み立てしても(教育費確保の観点から上限いっぱいまでの積み立てはできませんが)所得税が少し残る計算です。
ですので確定拠出年金の節税恩恵はフルに受けられるかと思います。
【回答】
確定拠出年金相談ねっとを主宰しておりますファイナンシャルプランナーの山中伸枝です
とてもしっかり計画を立て実行されているんですね
立派ですね
確かに資金計画を立てるときは、優先順位を考えるべきですが、時間を味方につけるという視点でいうと、「同時進行で積立をする」もひとつの正解となります
現在住宅ローン控除はもう終わっているのでしょうか?
繰り上げ返済は確かにメリットもありますが、手元にお金がなくなるというデメリットもあります
現時点で定年前の完済にメドがついているので、これからしばらくは教育費づくりと老後資産形成にウエイトをおいてもよいかと思います
yc_ogwehさん
2016/06/0609:10:41
ローン控除を受けてもまだ所得が残るようであれば、前回回答させていただいたとおり、教育費と老後資金に少し注力されても良いのではないでしょうか?
確定拠出年金は受け取り時に退職所得控除が使えます
これは加入期間が長くなれば長くなるほどお得な制度です
(加入20年までは1年あたり40万円、それ以降は70万円の所得控除枠を作ることができます)老後まではまだ時間があろうかと思いますが、少しずつ積立を開始して時間を味方にするのが寛容かと思います
こちら参考になりましたらうれしいです
→ fpsdn.net/shippitsu/2016/05/6556.html質問した人からのコメント
なるほど。。
実は去年から定年までにローン完済する目処たったので退職金代わりになるようNISA活用してインデックス投資を始めていたんですが改めて投資のリスクを考えたら投資信託より繰り上げ返済のほうが旨味あるかと考え込んでしまいました。とりあえず401kの積み立て1から2年かけて今のNISAの中身を401kに移し替えてそのあとは今の積み立て金額の1/3から1/2にしてくり