定期預金の基本形
- 固定金利の商品です。預入時に金利の条件が決まっています。
- 満期までの期間が決まっています。したがって、満期日前の解約時には、解約利率(約束の金利より低い金利が適用。解約時期による)が適用されます。
- 元本は割れません。中途解約利率が適用になって、予定の元利合計額より少なくなることはありますが、元本が割れることはありません。
- 預金保護の対象です。1000万円までとその利息については、万が一預け先が倒産しても守られます。
- 通常満期3年以上の定期は複利計算されます。複利とは利息に利息がつく仕組みで、同じ金利であれば単利より元利合計は多くなります。
注意したいバリエーション:期間が変わる
- 期間が銀行の都合で延長される可能性がある定期預金を検討する際は、お金の用途を再確認しましょう。途中で解約できないか、あるいはペナルティにより元本が割れる可能性もあります。
- 期間が延長になった場合でも金利に有利性があるか考えましょう。今確かに高金利に見えても、将来もまた他と比較して高金利でいられるでしょうか?
注意したいバリエーション:短期間だけの金利表示
- 預入期間中ある一定のみが高金利で表示されている商品もあります。3%(当初1カ月)など。この場合3%がつくのは1カ月のみでそのあとは通常の普通預金金利に戻ったりする商品がほとんどです。目玉の高金利が終わった後どうなるのかを確認しましょう。
- 分からない時は、窓口で「1年預けたら結局いくらになるの?」の聞いてみましょう。思った通りの元利合計になるか、誤解がないかちゃんと理解しましょう。
注意したいバリエーション:他の商品との抱き合わせ
- 定期預金と同時に投資信託を購入したり外貨預金を始めることを条件とした商品もあります。それらは投資商品ですからリスクと手数料をよく確認しましょう。
- 日本円で預けたのに、戻りは外貨とう商品もあります。勧められている金融商品が本当に自分の希望するものなのかどうか、見極めましょう。
金融商品そのものに良い・悪いがあるわけではありません。使い方ひとつで、よい商品にも悪い商品にもなるのです。ぜひみなさんも上手に金融商品とおつきあいしてください。