貯蓄計画の立て方

  • 人生の三大資金合計は1億円!!

 

子どもの教育資金 2,000万円 ・ 住宅取得資金 5,000万円 ・ 老後の生活資金 3,000万円      

実際には、人生にかかるお金は人それぞれなのですが、いずれにしても高額であることには変わりありません。

しかもこれらのお金は働ける間に準備しなければならない、のです。

 

  • お金は「何のために、いつまでに、いくら」という目標を決めなければ貯まりません。

 

まずは今後起こるであろう、出費について書きだしその目標を達成するには月々いくらの積立が必要なのかを計算してみましょう。

たとえば

子どもの大学費用:16年後に400万円  なら毎月2万円積立です。

住宅取得頭金:4年後に600万円 なら毎月12.5万円積立です。

老後資金:35年後に3000万円 なら毎月7万円積立です。

合計すると、毎月21.5万円の積立を実行しないと必要なお金が期限までに準備できない、ということです。

 

  • 住宅資金を優先するために大学費用を貯めるのは後回しにしましょうか?

 

でも、住宅を買うと住宅ローンの支払いが発生します。仮に3000万円を35年金利3%で借りると毎月の返済額は約12万円

つまりは積立額とほぼ同額がローンとなりますから、後回しにしたとしても負担額は同じです。

 

  • では、老後資金の準備は子どもの教育資金が済んでから始めることにしましょうか?

 

すると老後資金を貯められる期間は19年となりますからその間で3000万円を貯めようとすると毎月11万円の積立になります。

 

  • 今はまだ子どもが小さいけれどあと5年したら奥さんも働いて収入を得よう。それまでは住宅資金の積立を優先させよう、そういう考えもありますね。

 

その頃は住宅ローンの支払いが毎月12万円

教育資金は、11年間で400万円ですから月々の積立は3万円です。

そして老後資金は、24年間で3000万円となりますから、月々10万円です。

それまで夫一人の収入で貯蓄をしていた金額より毎月13万円アップです。

 

  • では、お金にも働いてもらいましょう。

 

仮に年1%でお金を運用できれば、教育資金の積立額は29000円です。

低金利が続いていますが、上手に定期預金を利用すれば実現可能です。お得な定期預金金利情報はこちらをご覧ください

また、投資信託のように値動きがあっても経済の成長に投資をすることで高い利回りが期待できる金融商品は老後資金のように長期で育てるお金には向いています。

仮に運用利回り3%であれば、毎月の積立額は75000円で目標を達成することができます。

投資信託についてはこちらをご覧ください

 

  • 貯蓄計画のまとめ

住宅資金として毎月12万円積立:会社に住宅財形のある方は住宅財形を。なければ銀行の自動積立を利用し年に1回有利な定期預金に振り替えを!

奥さんの再就職を機に、教育資金として毎月3万円を積立(金利によって積立額を調整する)。利用する金融商品は会社の一般財形や銀行の自動積立など。住宅資金同様、有利な定期預金などに適時預け替えをする!

老後資金は毎月75000円を積立(市場の状況などによって調整する)。利用する金融商品は投資信託など。

 

 そして最も大切なことは、実行すること。

収入 - 支出 = 貯蓄  で、残ったら貯金をしよう、と思っているとお金は一生貯まりません。

収入 - 貯蓄 = 支出 で、計画した積立額を、まず貯蓄に回すようにしましょう。

関連記事

投資運用状況のまとめ 
リーマンショック後の09年は、波乱万丈の1年でした。 テレビのニュースなどで株価が上がったり下がったりしている、という情報を目にすると、「やっぱり投資は怖いんだ」と思う方も多いかと思います。 でも、本当にそうでしょうか?   【市場指標と推奨ファンド比較】 2009年11月現在  アセットクラス 日本株 世界株 米国株 欧州……
コラム「2016年スタートの「ジュニアNISA」、投資を学べる機会になるか?」
毎朝3分の知恵チャージJIJICOさんにて、コラムがアップされました 2016年スタートの「ジュニアNISA」、投資を学べる機会になるか?……
iDeCoでは大暴落を気にしてはいけない
こんにちは、確定拠出年金相談ねっと代表の山中伸枝ですトランプショック、すごかったですね一時日経はマイナス1000円ドドーンと落ちましたから、iDeCoで始めて投資を経験した方は、本当にヒヤヒヤしたのではないでしょうか? さて、「資産形成」を考えるにあたり、今回のように一気に株価が落ち込む局面はどう対応したら良いのでしょうか? そうですね、……
ライフプラン作成後のチェックポイント
  【貯蓄残高に注目】 ライフプランを作成したら、貯蓄残高の推移にまず注目しましょう。 これからの人生、着実の貯蓄残高が増えていくあるいは、老後の生活も貯蓄残高がマイナスになることなくキープしている、このような場合は問題がありません。 今後できれば1年に1回、資産残高を確認しシミュレションと同じように貯蓄残高が推移しているかどうか確認していきましょう……