2006/8/25発行
:*.☆。o:☆’;*。:*.☆。o:☆’;*。:*.☆。o:☆’;*。:*.☆。o:☆’;*。:*.☆ 国際人になる!24のエピソード
ことば編 : 第5号
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◇◆◇ 本日のエピソード ◇◆◇
~ 世界はお友達 ~
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの山中伸枝です。
「国際人になる!24のエピソード」第5号をお届けします。 よろしくおつきあい下さいませ。
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今から3年前、私は1年間公立の小学校に英語講師として 勤めていました。いわゆる「総合の時間」を利用しての英語学習の 外部講師として採用されたのです。
週に3回、1年生から6年生まで全13クラスを担当しました。
カリキュラムも教材も全て1から自分で準備するという、本当の 「手作りの授業」
子ども達が楽しく世界に興味をもってもらえるように!という事を 一番に考えながら取り組みました。基本は私のオリジナルカリキュラム。 英語の歌を歌ったり、ゲームを利用して英語のフレーズを教えたり。
でも、1年のうち数回はALTといってネイティブの英語講師が 来てくれました。
今回はALTと一緒に取り組んだ授業をご紹介します。
☆☆ エピソード5 ☆☆
私が勤務した学校へのALT派遣は、年間3回x2週間。子ども達は 最低でも6回は英語のネイティブスピーカーと触れ合うことが 可能です。
派遣されてきたALTの国籍は様々。アメリカ、ニュージーランド、 カナダ、インド、スウェーデン。授業の打ち合わせと称して、 彼らとおしゃべりするのもとても楽しかったものです。
派遣期間3回のうちの1回は、インターナショナルフェアをしようと いうことになりました。その時の担当ALTはインド出身の男性と スウェーデン出身の女性講師。
打ち合わせの結果、英語に限らず昔から伝わる歌や民族衣装や写真などを 利用して、「文化」子ども達に紹介しようということになりました。
学校の協力もあり、期間中は空き教室2つを使って、「インドの部屋」と 「スウェーデンの部屋」を作りました。
インド人の講師は、市場の様子などの写真を何枚も用意してくれました。 頭に大きなかごをのせ、果物を運ぶ人。裸足で歩いている人。日本では 売っていない野菜や果物。
買い物といえば、スーパーに行くものと思っている子ども達にとっては、 衝撃的な光景です。
また美しいサリーも何点か持ってきてくれて、実際に広げて触らせて くれたりととても貴重な時間を作ってくれました。
スウェーデン人の講師は、スウェーデン語の歌や数の数え方を教えて くれました。昔「小さなバイキング ビッケ」という番組がありましたが、 なんとなくビッケという音に通じるような、発音が多く私自身も とても楽しみました。
スウェーデンの家庭で普通に使われている台所用品や美しい刺繍の テーブルクロスなども紹介してくれました。
国際化というと、イコール英語 → アメリカという単純な構図があるような 気もしますが、世界はアメリカだけではないよ、ということを子ども達に 伝えたかったことの一つだったのです。
子ども達は、興味津々とした様子で、思い思いに質問をしたり、展示品に 触れたりしています。
子ども達の世界が、どんどん広がる瞬間を目の当たりにすることができ、 私もとても楽しい経験でした。
国際人って一言で定義づけするのは難しいかも知れませんが、基本は 相手を尊敬し、受け入れることかな~と。国境を越えて、友情を育める 人間が増えて行くことが、良いのではないかな~なんて、思ったりしています。
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我が家では小学生の娘にあえて英語は教えていません。でも 色んな国の人々から学ぶ気持ちは育てたいので、機会があれば あちこちに出かけるようにしています。
今年のお正月は家族でシンガポールに出かけました。娘にとってはこれが 4回目の海外旅行。英語にも果敢にチャレンジしていました。
「ママ、お電話英語でできるよ!見てて」
受話器を持つまねをして、
「ハロー、オー、イエース」身振りもなかなかです。そのうち調子にのって 「アッハーン ウッフーン」
一生懸命周りを観察していることはよく分かりましたが、思わず私は 目が点になりました。
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※このコラムは2006年3月から2008年5月の間にメールマガジンで配信していたものです。
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