<確定拠出年金>主婦にも…対象拡大 いよいよ来年1月から!

<確定拠出年金>主婦にも…対象拡大 改正案を衆院委可決

5月20日付の毎日新聞の記事です

 

いよいよ「だれでも」確定拠出年金の時代に突入ですね

 

確定拠出年金は節税しがなら自分年金が作れるとても優れた制度です

使わないなんてもったいない!!

 

来年1月からは、国民年金免除者以外は確定拠出年金に任意加入できます

それぞれの月の掛金上限額は以下となります

自営業68,000円

会社員23,000円

専業主婦23,000円

公務員12,000円

 

個人型が全面解禁になると、中小企業がわざわざ企業型を導入しなくてもよいだろうと思われるかもしれませんが、社員さんのことを考えるとやはり企業型で導入した方がメリットがあります

例えば掛金上限額が23,000円ではなく55,000円に引き上げられます

月々個人負担しなければならない手数料が会社負担となります(およそ400~500円くらいですが)

また個人型は投資にかんする教育を受ける機会がありません

 

企業サイドからいうと、国は中小企業に対して個人型に加入している社員については、その掛金に見合うだけの追加拠出を企業はしなければならないという仕組みを導入することも検討しています

詳細はこちら小規模掛金納付制度

どう運用するのかまだよくわかりませんが、もしこの法案も通ったら個人型の認知度があがると同時に会社の予期せぬ負担が増えることになります

それであれば、今の内に企業としてしっかりと理念をもって企業型を導入しておいた方が良いのではないかと考えます

関連記事

日経新聞さんに掲載いただきました
こんにちは、心とお財布を幸せにする専門家、 ファイナンシャルプランナーの山中伸枝です 先日1月16日土曜日の日本経済新聞さんの朝刊に コメントが掲載されました これまでもなんどかコメントの掲載をいただいたことが あるのですが、今回は囲みのコメントで、しかも 顔写真付き(笑) 記事の内容はというと・・・ 選択制確定拠出年金についてでした ……
企業型確定拠出年金 運用悪化を理由に確定給付から移行する場合の注意点
年金資産の運用は、なかなか難しいものだろうと思います国の年金を運用しているGPIFの運用実績を見ても、当然ながらアップダウンがあります参考年金積立金管理運用独立行政法人 特に企業の場合確定給付年金の運用は、外部に委託しているでしょうから、コストもかかりますし、毎年の運用実績を決算報告しなければならない義務がありますから、やはり企業の財務上確定給付は……
キャッシュバランスと確定拠出年金の併用制度でした。
確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております以下の記事がベストアンサーに選ばれましたchiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_ogweh【質問】年金制度について教えて下さい。最近複数のオファーレターをもらいました。この中で会社毎に年金の拠出率の異なることがわかりました。年基本給の7%と6.25%でした。これはやはり、7%……
【経営者または人事担当者向け】知っておきたい個人型のデメリット
2017年1月1日以降は、日本に住む公的年金加入者であれば、ほぼすべての方が確定拠出年金の加入資格を有することになります それだけ社会的に認知度が高まると、確定拠出年金の個人型加入者に向けたサービスも今より改善が期待できると思います 企業からすると、個人がそれぞれで加入してくれるのであれば会社としても手間がかからず良いのではないのかという解釈も確かにある……