イギリスのEU離脱に揺れに揺れた6月24日
株も為替も大きく動きました
もちろん週明け、どのような変化が起きるか、まだだれも予測がつきません
これだけの市場の変動を目の当たりにすると、「やっぱり投資なんてムリ」って思う方がいて当然です
もちろん資産形成の観点から考えれば、市場が成長する力を借りて、お金を成長させる、つまり投資をする方が望ましいと考えますが、それでもこれも個人の判断
あなたが、やっぱり投資はムリって思ったらやらなくてもいいのです
仮に確定拠出年金でずーっと定期預金を選んだって問題ありません
途中解約を絶対しないということであれば、元本確保型の保険商品であっても問題ありません(保険商品の場合、途中解約で元本割れするケースもありますから気を付けましょう)
なぜならば、確定拠出年金は掛金全額控除
節税効果を利回りと考えれば、少なくとも年間15%「お得」なのですから、どんなカリスマファンドマネージャーよりも高い運用益を上げ続けることができるからです
年収500万円程度の方の場合、所得税率は10%
掛金が月2万円であれば、所得税の戻りは24,000円
住民税はどこに住んでいても10%ですから、住民税の戻りも24,000円
つまり運用益20%ということになります
(もう少し詳しく知りたい方はコラム 確定拠出年金の税制メリットが具体的にいくらか知りたい方 をチェック)
これだけの運用益が「確実に継続的に」得られるのであれば、なにも無理して投資商品を選ぶことはないのです
ただし!
これだけはやっておきましょう
年末調整で受けた還付金の貯金です
そうですよね、これまでも年末調整で受けた還付金も、貯金ってしてきませんでしたよね(笑)
多分ほとんどの方が、年末の飲み食いに還付金を使っていたのではないでしょうか?
これでは節税メリット、というかこの場合は「運用益」の意味がありません
しっかりと確定拠出年金の税制優遇で得た還付金は生活費とは別の口座でぜひ積立をしてください
ちょっとした手間ですが、とても大事なことです
それと、老後資金としていくら必要なのかをしっかり目標を定めることも忘れずにしましょう
投資しないのであれば、プラスアルファは節税額のみ
それ以上には絶対なりません
それであれば、目標額を達成するためには、積立期間を長くする、あるいは積立額を増やすの二択しかないことも理解しておきましょう