iDeCoでは大暴落を気にしてはいけない

こんにちは、確定拠出年金相談ねっと代表の山中伸枝です

トランプショック、すごかったですね

一時日経はマイナス1000円ドドーンと落ちましたから、iDeCoで始めて投資を経験した方は、本当にヒヤヒヤしたのではないでしょうか?

 

さて、「資産形成」を考えるにあたり、今回のように一気に株価が落ち込む局面はどう対応したら良いのでしょうか?

 

そうですね、株価が落ちる直前に持っている投資商品を売却しておいて、株価が落ち切ったところで買い戻し、株価が戻ったところで売却すれば良いですね!

 

でも、そんなことできるの?

 

残念ながら投資信託だとできません^^;

 

何しろ投資信託は、買いたいときに買えない、売りたいときに売れない代物だからです

投資信託は一度にたくさんの株式銘柄に投資をしているので、一日に1回しか値段が決まりません

そのため、買いたいといっても、一日の市場が終わり投資先の株価の集計がすべて終了して基準価格が決定するまで待たないと「買付」が終了しません

売る時も同じです

ましてやiDeCoの場合、毎月の買付日は決まっていますし、手持ちの投資信託を売って別の投資信託を買う「スイッチング」だとなおさら時間がかかってしまいます

 

つまり、思い通りに売買ができないのが投資信託、そしてiDeCoなのです

 

もし用意周到に準備ができるのなら、「なにか起こりそう!」なんて時には、株式投信を売却して、日本の債券投信にお金を移しておきます(何分早めに)

そして、日本債券にお金を置いたまま、何か起こるのを待ち、株価が落ち切ったところで株式投信を買います!

 

でも、もしそれが難しいなら、静観しましょう

なぜなら、「何か」に反応して一時期的に暴落した株価は、落ち着けば戻るものだからです

 

iDeCoはよくもわるくも、売買が簡単にできない仕組みです

そもそもコツコツとお金を「積立てる」ことを重要視している仕組みですから、そうであるべきなのです

 

なので、波乱があったとしても長期的にみて成長が見込める市場にお金を積んでいく、あとは黙ってみているで大丈夫です

 

ただし、投資信託のファンドレポートは毎月チェックしてくださいね

世の中の動きにファンドマネージャーはどう対処したのか、そこにもし合理性が見いだせない場合こそ、投資信託を見直すタイミングかも知れないからです

関連記事

FP協会「プロフェッショナルFP研修」を担当します
研修概要 …………… ●テーマ  「最新動向とケーススタディで学ぶ、資産形成アドバイスにおける個人型  確定拠出年金(iDeCo)、NISAの活用」 ●講師 山中 伸枝 氏    (CFP認定者、株式会社アセット・アドバンテージ代表取締役) ●研修日程:2017年5月17日(水) 13:00~17:00 ●開催場所:虎ノ門タ……
週刊東洋経済に取材協力させていただきました
週刊東洋経済 新春合併特大号「FPが伝授する攻めと守りの運用法」にてコメントが掲載されました。iDeCoについてお話させていただきました。  ……
今日より明日を良くしよう!
★☆★☆★☆★☆NEWS★☆★☆★☆★☆ 6月25日(日)熊本でiDeCo特別セミナー開催します! https://fpsdn.net/seminar-info/2017/06/8797.html ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆   こんにちは、心とお財布を幸せにする専門家、ファイナンシャルプランナーの山中伸枝です。 このメルマガでも何度……
岐阜で無料セミナー開催します
  ★☆★☆★☆★☆募集中★☆★☆★☆★☆ 岐阜にて無料セミナー開催!!(4月15日)  https://fpsdn.net/seminar-info/2017/03/8136.html ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆   こんにちは、心とお財布を幸せにする専門家、ファイナンシャルプランナーの山中伸枝です 三連休を利用して父のお……