投資も大事だけど「自分」の利回りを上げることの方がもっと大事

こんにちは、確定拠出年金相談ねっと 代表の山中伸枝です。

お金の勉強をしたい!

お金に困らないような人生をおくりたい!

ぶっちゃけお金持ちになりたい!

 

 

そりゃ、そうです(笑)

お金があれば人生にゆとりができますよね、選択肢が広がります。選択肢が広がるということは、人生のチャンスが広がります。

 

だからお金の勉強は大事です。

 

でも、お金の勉強って株をやるってことじゃないんですよ。FXをやるってことでもないんですよ。投資信託を買えばお金の勉強をしていることになる訳じゃないんですよ。

 

むしろお金が流れる仕組みを知る、国のルールを知る、経済を知ることが大事です。

 

PERやPBRやROEの違いを単語の勉強みたいにぶつぶつ繰り返し覚えるよりむしろ社会保障の仕組みと税金の仕組みを勉強する方が大事です。

 

そういう意味で言うと、FP技能士3級って資格があるので、これを勉強するのが一番お金の勉強でまともな方法です。

相対的なお金の知識が身に付きます。

正直普通の方であればFP技能士3級で十分です。

書店で本が売っていますから、よかったら1冊買ってみてください。大人であればこれまでどこかで聞いたことがあること、見たことがあることの散らばった知識を整理整頓し、分かっていなかった部分を埋めてくれます。

 

そしてね、地球規模に投資をする質の良いバランスファンドを毎月コツコツ買う事です。

使う箱はNISAでもiDeCoでもどちらでも大丈夫。利益を出して税制優遇とらなくちゃってここでも力む必要はありません。資産形成が大事な目的なのだから、税制優遇はおまけ位に思っておいてもいいんです。そりゃね、おまけはあった方がいいよねって位なもんです。

 

こういうしくみ、節税目的にするから判断を誤るわけです。

 

なんでバランスファンド?って聞かれることも多いです。まぁ多くのFPさんが、初心者さんはまずはTOPIXに連動するインデックスが分かりやすいですって書いてることが多いですけどって。

 

いやいや、だから~資産形成って「長期」「積立」「分散投資」なわけだからここで日本株を選んだら分散投資にならないでしょう。

日本だけに投資をしていたら、他の国で頑張っている人からの恩恵を受けられません。日本がころんだとき、一緒に転ぶしかありません。

 

地球に丸ごと投資をする質の良いバランス投資に毎月iDeCoで2万円とか、頑張って積立を30年する。

4%で回れば、1,200万円です。

 

あるいは来年から始まる積立NISAに月3万円を足して、iDeCoと合わせて5万円を30年継続する。

同じく4%で回れば、3100万円です。

同じことをするのに、時間が20年だと作れるお金は、1700万円。わずか10年なら700万円です。

普通の人が資産形成をする場合、テクニックよりむしろ時間の方が大事です。

 

正直私は、人生には投資よりもっと大事なものがいっぱいあると思っています。

チャートを見たり、ポートフォリオを組みかえたりという作業に時間を費やすより、自分自身のより大切なものに時間を使う方が絶対に有意義です。

 

もちろん投資中のバランスファンドの運用状況を確認したりすることは必要ですよ。それこそ経済を学ぶのにとても有効ですから。

 

 

でもね、投資で4%利回りをあげるのと同時に、自分が4%の利回りで成長するぞって気持ちも大事ですよ。4%の運用利回りっていうことは、世界のどこかで誰かが4%で成長しているってことでしょ?

どこかの誰かが頑張っているのなら、「私」も頑張らなければ!

 

積立のお金は4%の複利で成長する。そして「私」も4%の複利で成長し、社会に貢献し、収入を得、それらを豊かに使う術ももつ。

それってかっこいいと思います。

 

 

正直私は雇用統計とかトランプリスクに備えて売るとか、買うとかよりも、もっと大きな意味で人生を豊かにするために投資をしたいです。

 

あっ、例にだした4%って根拠はなにもありません(笑)なんとなく、こんな感じかな~って思っただけです。

 

 

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