確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。
4月から新しい生活をスタートされた方、大型連休から2週間過ぎ、やっと新生活になれた頃でしょうか。
就職された方は、初任給をどのように使われたでしょうか。
夏のスーツなど必要なものの購入、貯金、お金の行き先はいろいろですね。
でも、貯金ってどれだけしておかないといけないの?どれだけ出来るの?
分からないですよね。
貯金し過ぎてかつかつの生活も嫌だし。
特に一人暮らしの場合は、どれだけ生活に掛かるのかを把握するところから始めなければなりません。
しかし、一つの企業に一生一生涯働き続けることが少なくなってきた時代。
中途退職し、第2のキャリアを形成することもあるでしょう。
また、何らかの理由で職を離れることも出てくるでしょう。
失業手当があるものの、今までと同じ収入は得られません。生活資金の不足分の貯蓄は必要です。
スキルアップを目指したり、良い条件で就くために資格を取得をするにしても、資金が必要です。
金額は確定して無くても、まず、貯蓄への流れを作っておきましょう。
iDeCoは5,000円から始められます。
つみたてNISAは、証券会社によっては100円からのところもあります。
iDeCoは老後のための資産形成ですから、60歳まで引き出せません。
でも、少量の資金で早くから始めていけば、その分毎月の掛金が少なくてもリターンが大きくなります。
途中、掛け金を出せないような収入になった場合は、掛金をストップして運用指図者となることも出来ます。ゆとりができたら、掛金を増やせばいいのです。
iDeCoは掛金の金額に関係なく、掛金を拠出した期間が退職所得控除の期間とされます。20年までは年40万円、それ以降は年70万円の控除が出来ます。
現行60歳までしか掛け金を出せないので、なるべく早く加入して、出来るだけ加入期間を長くしておくと良いかと思います。
そして、長い人生、何があるか分かりません。自己破産するような場合でもiDeCoは没取されません。
つみたてNISAは20年間、運用益非課税。掛金の税額控除はありませんが、いつでも現金化出来ます。
無理のないよう、数千円から始めます、
そして、現預金も、数千円毎月積んで行きます。
もし、親御さんと同居で家賃の負担が無い場合は、家賃の分を貯金します。
つみたては、振り替えで自動的に振り替えます。現金分は定期預金口座でもいいので、いつでも引き出せる口座でないところに移します。金利が無いに等しくても、今は「いざ」という時のための手持ち資金を作るときです。
月収の3ヶ月分ほど貯まったら、iDeCoやつみたてNISAの掛金を増やしたり、将来の為に自分に投資をしたりと、様子を見ながら投資の割合を増やしましょう。
来年度から住民税の納付が始まります。昇給より住民税が大きい場合は、今年度より手取りが少なくなってしまいます。その点ご注意ください。