制度や仕組みを、
知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】
FP相談ねっと林です。
近頃、お金儲けの情報商材・投資スクールの広告がやけに目に付くようになりました。
その中には「たった◯◯円が△△円に」と、あり得ないリターンをたたき出す手法とか、直ぐに変だと気づける内容も。
過去にも、消費者庁が「スマホをタップするだけでお金が稼げる」などとうたい、多額の金銭を支払わせる事業者に関する注意喚起 等、情報商材への注意喚起をしていますが、コロナ禍でさらに被害が増えているようです。
特に、20歳代の若者の「情報商材」をめぐるトラブルの状況を見ると、2020年は2015年の約10倍にも情報商材の相談件数が増えています。(消費者庁 2021年2月3日(水)伊藤消費者庁長官記者会見要旨)
その誘導方法も、スマホが主流となったことからか、かつての方法と変わってきています。
かつてはメールからランディングページへの誘導が多かったのですが、SNSからランディングページ動画広告からランディングページに誘導が多くなりました。その後、ゆっくり無料動画で教育し、満を持して申込をさせる流れになっているようです。
無料で募集➝上手くいかない(又は、数字の上では稼げた様に見せる場合も)➝稼げる(もっと稼げる)という有料版へ誘導➝さらに稼げるという高額版へ誘導してきます。
この流れそのものは詐欺でも何でも無く、ただの販売方法だけなのですが、売っている物が「あやしい」のです。
そもそも、誰でも簡単に・・のような誇大広告を出している時点で、スルーした方が良いでしょう。
そして、特定商取引法に基づく表記の情報から会社の情報がわかりますが、その表記すらないものはやめましょう。
どこの誰か分からない人と契約しませんよね。
会社名や代表者、連絡先を確認しましょう。何かあったときに、連絡が取れないと困ります。
情報商材にしろ、投資にしろ、どのような仕組みで利益があがるのかが分からないものに、お金を出さないことです。
しかし、コロナ禍で・・という方、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申込 令和3年11月末日まで延長されています。
安易な儲け話に手を出さず、先ず公的機関を利用しましょう。
良い話だと思っても、やはりおかしい・・と思ったら、188(消費者ホットライン)へ相談しましょう。