林 智慮

【メディア実績】ファイナンシャルフィールド『年金を受け取りながら働く「在職老齢年金」年金改正でどう変わる?』

知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】

FP相談ねっと林です。

前回のコラムに引き続き、年金改正、今回は在職老齢年金の見直しです。

厚生年金の加入は70歳未満です。
老齢厚生年金の受給資格がある場合でも、厚生年金の加入要件を満たしていれば厚生年金に加入しなければなりません。
その際、総報酬月額相当額(過去1年の賞与の月割り額とその月の給与)と基本月額(老齢厚生年金を12で割った額)の合計が、基準額を超えると年金がカットされます。
これを在職老齢年金といいます。

65歳未満(低在老)の基準額は28万円でたが、今回の改正で47万円に引き上げられます。
影響を受けるのは60歳前半の特別支給の老齢厚生年金を受ける方です。
(特別支給の老齢厚生年金は繰り下げできません。5年を過ぎると過ぎた分は時効で受け取れなくなります。)

65歳以上(高在老)については、基準額47万円で変更無しです。

また、65歳以降、厚生年金に加入した場合、は70歳・退職時にならないと年金額に反映されませんでした。
今回の改正後で、1年ごとに在職定時改定を行うことで、前年の保険料が反映された年金を受け取る事が出来ます。
66歳から70歳までの受け取る年金は増加します。

ファイナンシャルフィールドに掲載されました。
『年金を受け取りながら働く「在職老齢年金」年金改正でどう変わる?』

関連記事

【メディア実績】ファイナンシャルフィールド『不当な取引の被害にあってしまったけど弁護士費用を考えると……泣き寝入りしかないの?』
確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。   不当な取引の被害にあってしまったとき、消費者センターに相談するか、弁護士に相談することもあるでしょう。 消費者センターに相談する場合、アドバイスを受けて自分で動きます。 しかし、折角アドバイスを受けても、動けずそのままになってしまう方もいらっしゃいます。   弁護士に依頼する場合……
【メディア実績】ファイナンシャルフィールド『【朗報】働く女性を応援。出産・育児を応援する厚生年金制度』
確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。   平成26年4月から、産前産後の休業中の保険料免除が始まりました。 働く女性が出産育児をする環境が、随分と整ってきましたね。 出産と育児休業中は、社会保険料の納付が免除になりました。 でも、将来貰える年金は減っちゃうのでは? いいえ、休業前の標準報酬月額で計算しますから、減りません。 休業明け……
【メディア実績】ファイナンシャルフィールド『収入が激減で妊婦健診に行けない…知っておきたい妊娠・出産に関する支援制度』
制度や仕組みを、 知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】 FP相談ねっと林です。 妊婦健診は陽気やケガでは無いので、保険適用ならず実費負担です。 14回程度が望ましいとされていますし、初期に検査することが多くあります。 我が家には第1子から第4子の末っ子まで4人の子がおります。1回分は……
【メディア実績】ファイナンシャルフィールド『ひとり親世帯臨時特別給付金の再支給が実施されるって、ほんと?』
制度や仕組みを、 知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】 FP相談ねっと林です。 表題についてですが、本当です。 令和2年12月11日時点で、既に基本給付の支給を受けている又は申請をしている方が対象となり、申請不要で再支給が受けられます。 まだ該当者で、基本給付の申請をしていない場合、……