制度や仕組みを、
知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】
FP相談ねっと林です。
4月は年度の節目。入学・進級、就職、転職、新しい環境での生活が始まりました。
手続きすることが盛りだくさんですね。
ところで、iDeCo口座をお持ちの方で転職された方、iDeCoの手続きはされましたか?
企業型確定拠出年金は、企業の従業員で無ければ加入出来ないので、退職時に会社から手続きについての説明を受けます。
しかし、転職先に企業型があってもiDeCo併用が認められていれば、iDeCoは転職しても運用商品そのままに運用を続けられます。
iDeCoは、公的年金に上乗せするものです。よって、掛金の上限が国民年金の1号68,000円、3号23,000円、2号は企業年金制度により、12,000円(共済・DB)、20,000円(企業型DC)、23,000円(無し)と上限が異なります。
よって、転職・退職に伴う届け出が必要になります。
1号から2号など、加入の被保険者の種類が変わった場合は『加入者被保険種別変更届け』を提出します。
2号被保険者が転職しても2号である場合、『加入者登録事業所変更届け』を提出します。企業年金制度は企業により異なります。転職先の証明が必要になります。
上限が変わらないとか、掛金額が転職先の企業の上限内に収まっている場合でも、お勤め先が変わったら、運営管理機関に提出します。
また、企業型確定拠出年金に加入する場合(iDeCo併用が認められない※)、農業年金の被保険者になった、国民年金を免除された、日本に住所がない場合は、iDeCoの加入資格が無くなる為、加入者資格喪失届を提出します。
例えば、1号から2号へ転職したり、2号でも企業年金制度が無い企業から有る企業へ転職した場合、掛金上限がさがってしまいますし、iDeCoに加入出来ない場合もあります。
もし、届け出をしなければ、元の上限のままiDeCoを続けられるのでしょうか?
国民年金基金連合会は、国民年金の被保険者記録を日本年金機構に照会して、加入資格を確認しています。2号は会社に紹介して、従業員であること、従業員であっても加入資格の有無を確認しています。
黙っていても、転職した事はバレます。
手続きをしないままでいると・・
ファイナンシャルフィールド『転職・退職した場合のiDeCoの手続きって?忘れたらどうなる?』
※令和4年10月から、企業型DC加給者のiDeCo併用の要件が緩和されます。
参考