制度や仕組みを、
知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】
FP相談ねっと林です。
リボルビング払い、通称リボ払い。(なんとなく、名前がかわいい)
「リボ払いにすると、通常のカード利用の二倍のポイントでお得ですよ。」とお店の人に言われたとか、カード会社のサイトで「5,000ポイントプレゼント」とキャンペーンをみると、普通にカードを使うよりお得な気がしますよね。
利用金額に関わらず、一定額を支払っていけばよいというところが便利です。
ただ、利用残高に応じて手数料が掛かります。残高に対して大抵15%のところが多いです。
この手数料を込みで一定額の場合、手数料は別の場合とありますが、いずれにせよ大きな買い物をした翌月でも、返済が特別に大きくなるわけではありません。
しかし、翌月一括ばらい、2回払い、ボーナス一括払いは手数料はかからないのです。(分割払いは、3回からいきなり12%くらい掛かってきます。)リボ払いに設定がしてあると、翌月1回払いにしたのにリボで処理されて手数料が掛かってしまうことに注意が必要です。
ところで、使い勝手の良いこの定額返済ですが、これがリボ払いの一番怖いところです。
利用が重なれば残高は増えますが、支払う金額は定額。残高に見合わない少額の返済でも、返している事には違いがありません。
でも、残金に見合わない金額を返済しても、ほとんどが利息に消えてしまい、元金の減りが微々たるものになってしまいます。残高がある間、15%の手数料を支払い続けます。よって、ながーいお付き合いをしなければなりません。都度、残高は確認しましょう。
さらに、手数料込みで定額払いだと、残高によっては手数料が定額以上になる場合もあり、未払いの部分は元金に組み入れられ、返済していても元金が膨らんでしまうおそれがあります。
しかし、残高により定額がスライドするものや、定額でも設定の金額が高めにされることで、利息が設定金額を上回ることがないようにされているようです。
大きな買い物をして一括で払えない場合に、リボ払いの他に分割払いという方法もあります。分割の回数が少ないほど手数料は少なくなりますが、3回以上から10%以上の手数料が掛かってきます。
利用後に手数料を多く返済するより、貯めてから使えば余計な手数料を払わなくて済みます。