林 智慮

【メディア実績】finasee 老後資産「iDeCoでバランスファンドをほったらかし運用」の意外な弱点

制度や仕組みを、

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FP相談ねっと林です。


フィナシーさんに記事を書かせていただきました。

media.finasee.jp/articles/-/7089

老後資産「iDeCoでバランスファンドをほったらかし運用」の意外な弱点

www.finasee.jp/column/7089/



ひたすらバランスファンドを積み立てること、これは資産形成の王道です。

どの資産だったらずっと良い、それは誰にも分かりません。
一時オワコンと言われた暗号資産も、前回の盛り上がり以上に盛り上がり、最高値より下落はしているものの、前回の高値以上を保っているものもあります。

どの資産でも、いつも良いとは限りません。これさえ持っていれば絶対安心はないのです。

同様に、個別株でトレンドに乗れば大きく利益を得ることが出来ますが、大きく下落することもあります。売りのタイミングは難しいものです。

投資信託は、そこをファンドマネージャーが判断してくれます。

バランス良く資産を組み入れたファンドであれば、一部悪くても後の資産でカバー出来ます。その反面、個別株のように株価急上昇の場面で大きく取ることはできませんが、下落の場合に大きく資産を減らすことはありません。

ファンドを構成する資産の入れ替えも、ファンドマネージャーがやってくれますが、その分は信託報酬が掛かってきます。

ただし、バランスファンドは、自分でファンドを組み合わせてポートフォリオを作りメンテナンスをするその手間まで全てをお任せするため、自分が組むより信託報酬が少々高くなります。

全く投資を経験してない場合、安全で容易な手法で先ず始めることが大切です。資産の組み合わせが何が良いなど分からないので、プロに任せた方が安心です。

しかし、ある程度経験が積まれていくと、忙しいながらも自分でどうにか出来るところがあるのでは・・という思いが出て来ます。それに、ほんの僅かでも信託報酬が安くなる分、将来のリターンが変わってきます。

投資信託での運用の際、定期的なリバランスをすると、効率良く運用をする事が出来ます。

利益が出た分を利益確定し、価格が下がっているものを買い増しして、もとの配分比率に戻します。利益が出た分を売って安いものを買い増しをするという、シンプルな方法です。

ところで、同じ運用利益非課税のつみたてNISAとiDeCoですが、運用での大きな違いがあります。

iDeCo口座内ではリバランスができますが、年間で購入出来る非課税枠が決まっているNISA、つみたてNISAにとって、非課税枠の余裕が無ければ困難になります。売却しても非課税枠は戻りません。

NISA・やつみたてNISAで王道を歩まれていて、資産運用にちょっと余裕が出て来た場合、iDeCo口座内では、自分でポートフォリオを組み、メンテナンスをすることを始めてみてはいかがでしょうか。

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