制度や仕組みを、
知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】
FP相談ねっと林です。
定年年齢と言えば、よく話題にされるのが、漫画「サザエさん」の磯野波平さんの年齢。
当時は55歳定年で、定年前の54歳だそうです。
厚生労働白書令和4年度によれば、昭和40年の平均寿命は男性67.74歳(女性72.92歳)。しかし、令和2年は、男性81.56歳・女性87.71歳と。約14年寿命が延びています。
しかしながら、元気に活動出来る「健康寿命」との差は、ここ20年程、男性9年・女性12年です。誰かのお世話になる期間が、男性9年・女性12年もあるのです。(過去記事 男性9年 女性12年fpsdn.net/fp/chayashi/column/510参照)
でも、誰もが絶対にこの年数寝たきりになるのではなく、生き方によってこの期間を短くすることはできます。
老後のお財布と健康を支えるのに一番良いのは、働くことです。
一時期かなり流行った、多湖輝さんの言葉、「60歳過ぎて必要なのはきょういくときょうよう」。これは、教育と教養ではなく、今日行く(今日、行くところ) 、今日用。 今日行くところがない、今日用がないのだったら、ボケるしかない。
著書『頭の体操』で知られる多湖輝さんが、著書『100歳になっても元気に脳を動かす習慣術』で、ボケないために「先輩」から教わったこととして書かれています。
しかし、そうは言っても、年齢を理由に働かせて貰えないことはあります。
高年齢者雇用安定法第8条により、従業員の定年を定める場合は、その定年年齢は60歳以上とする必要があること。高年齢者雇用安定法第9条により、定年年齢を65歳未満に定めている事業主は、高年齢者の65歳までの安定した雇用を確保するため、「65歳までの定年の引上げ」「65歳までの継続雇用制度の導入」「定年の廃止」のいずれかの措置を実施する必要があることを定めています。
しかし、多くの企業は利益を追求するもの、実際に何かメリットがないと動かないでしょう。
そこを後押しする助成金についての記事です。
ファイナンシャルフィールド『高齢者を継続雇用する企業には、こんなメリットが!~65歳超雇用推進助成金(1)~』
出典
厚生労働白書令和4年度版www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21-2/dl/all.pdf